Hyperledger Fabricを学ぶ(8回目) サンプルネットワークの構築③「Hyperledger Fabricのインストール」
こんにちは。
このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。
この連載では、オープンソースのブロックチェーンプラットフォーム「Hyperledger Fabric」について、少しずつ勉強を進めてゆきます。
自分なりに公式のドキュメントを噛み砕きながら、分かり易くまとめて行きたいと思います。
今回はいよいよHyperledger Fabricを自分のパソコンにインストールしてゆきます。
事前に必要なソフトウェアのインストールは前回の記事(こちら)を参考にしてください。
Hyperledger Fabricのインストール
Hyperledger Fabricはネットワークを動かすためのコマンドラインインターフェース(CLI)とDockerのコンテナで構成されています。
Hyperledger Fabricダウンロード用のスクリプトを実行することで、ダウンロードすることができます。
まず、Hyperledger Fabricをダウンロードするディレクトリを作成します。
ターミナルを起動して、↓のコマンドを入力して実行してください。
mkdir fabric
fabric ディレクトリが作成されたら、fabric ディレクトリに移動し、Hyperledger Fabricダウンロード用のスクリプトを実行します。(今回はV1.0.6をインストールします)
cd fabric
curl -sSL http://goo.gl/kFFqh5 | bash -s 1.0.6
Hyperledger Fabricのダウンロードが開始されます。(数分かかる場合があります)
しばらくするとダウンロードが完了します。
次に、コマンドラインインターフェースがインストールされたbinディレクトリに、実行パスを通します。
ターミナルに以下のコマンドを入力して実行します。
echo 'export PATH=$PATH:$HOME/fabric/bin' >> ~/.bash-profile
".bash_profile"の編集が完了したら、↓のコマンドをターミナルに入力して実行します。
source ~/.bash_profile
最後にインストールしたHyperledger Fabricのコンテナ群を確認します。
ターミナルに以下のコマンドを入力して実行してください。
docker images --format "table {{.Repository}}\t{{.Tag}}\t{{.Size}}"
画像の様に、インストールされたコンテナのリストが表示されれば完了しています。
今回はHyperledger Fabricをパソコンにインストールするところまで進めました。
このままでは、実際にHyperledger Fabricが動いているところは確認できないので、次回はサンプルのネットワークのインストールと動作確認を進めていこうと思います。
おわり。