Hyperledger Fabricを学ぶ(7回目) サンプルネットワークの構築①「構築する環境の概要」
こんにちは。
このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。
この連載では、オープンソースのブロックチェーンプラットフォーム「Hyperledger Fabric」について、少しずつ勉強を進めてゆきます。
自分なりに公式のドキュメントを噛み砕きながら、分かり易くまとめて行きたいと思います。
前回までは、Hyperledger Fabricを構成する「CA」「Orderer」「Peer」についてその役割を簡単に説明してきました。
今回からは「サンプルネットワークの構築」ということで、実際に動かせるHyperledger Fabricのサンプルプログラムを構築してこうと思います。
Hyperledger Fabric初心者(自分もですが笑)の方でもなるべく分かり易く説明していくつもりです。
構築する環境について
今回は、これから構築していくサンプルがどういう環境の上に構築されるのか、まずはその全体的な構成について説明して行きます。
今回は僕のMacBookにサンプルネットワークの環境を構築して行きます。
Hyperledger Fabricの各コンポーネント(CA、Peer、Orderer...)は「コンテナ」という仮想マシンがパッケージ化された状態で提供されています。
そのコンテナを動かす「Docker」という仮想マシンを動作させるソフトウェアをMacにインストールすることによって、Mac上に仮想のHyperledger Fabricネットワークを構築することができます。
動作環境
取り敢えず、構築する環境のOS、Dockerの情報を書いておきます。
●パソコン
Apple MacBook 12-inch Early 2016
macOS Catalina ver 10.15.1
●Docker
Version: 19.03.4
パソコンは非力ですが、サンプルを動かすぐらいであれば問題なく動作します。
次回から、Dockerのインストールから具体的な構築手順を説明して行きます。
おわり。