ブロックチェーンで何ができる?を気軽に体験 "Blockchain Showcase" その2
このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。
前回の続きで、ブロックチェーンでどんなことができるのか、気軽に体験することができる”Blockchain Showcase”という体験アプリを紹介します。
"Blockchain Showcase"ってなに?
"Blockchain Showcase"はブロックチェーン事業を手掛けるアクセルが提供するブロックチェーンを手軽に体験できるWebアプリケーションです。
"Blockchain Showcase"では、サンプルのブロックチェーンネットワークを使用して、実際にサンプルの暗号通貨や電子鍵を発行することができます。
発行した通貨でライブチケットを購入したり、電子鍵で家の鍵を開けたり、ブロックチェーンでどんなことが出来るようになるのか、体験することができます。
ブロックチェーンを使ってみよう!
では、実際にブロックチェーンをどんなふうに利用することができるのか、"Blockchain Showcase"で体験してみましょう。
"Blockchain Showcase"では、「スマートキー」、「電子スタンプ」、「ライブチケット」、「サプライチェーン」の4つの機能を体験することができます。
今回は、一番身近だと思われる、「ライブチケット」を体験してみます。
ブロックチェーンでオンラインライブに参加する
メインメニューを見ると、現在の手持ちのMONAコインと、ライブチケットの枚数が表示されています。
これを利用して、オンラインライブに参加したり、いわゆる「投げ銭」を体験することが出来ます。
それでは、「ライブチケット」をクリックして、体験を進めてみましょう。
ステップを進めると、オンラインライブに入るための画面が表示されます。
既に自分のウォレットに登録されているチケットの枚数が、表示されています。
「ライブを見る」をクリックすると、自分のウォレットが表示され、チケットを消費(送信)するための確認が表示されます。
ここで「送信」をクリックすると、オンラインライブへチケットが送信され、オンラインライブを視聴することが出来ます。
面白いのが「手数料」というのがあって、低速か高速か選択できることが出来るんですね。
これはブロックチェーンならではの仕組みの話ですが、このブロックチェーン上の取引をブロックチェーンに書き込むための「優先度」を選択できることが出来るみたいです。
高速を選択すれば、それだけ早くブロックチェーンに取引が書き込まれ、取引が確定します。
ただ、その分手数料を高く支払う必要があります。
では、チケットを消費して、オンラインライブを視聴してみます。
オンラインライブが始まりました。
自分のウォレットを確認すると、確かにチケットの枚数と、手数料が差し引かれていることが分かります。
投げ銭機能にも対応
面白いのが、投げ銭機能に対応していて、ライブの開催中にアーティストへコインを送ることが出来るようになっています。
オンラインライブ側がMONAコインに対応していれば、ほんとにお財布から「投げ銭」する感覚で、シームレスに投げ銭を行うことが出来ます。
実際に、投げ銭によるレスポンスがあればもっと面白かったですが、現状ではそこまでの機能は実装されていないようです。
ブロックチェーンで未来のお財布を体験
ブロックチェーンのウォレットを使用して、チケットの管理や投げ銭を体験することが出来ました。
ブロックチェーンを使わなくても、オンラインライブはオンラインでチケット購入できますし、投げ銭もユーチューブやその他の映像配信系SNSでは機能が実装されています。
ですが、既存の仕組みではライブチケット配信会社や、クレジット会社など、アーティストと視聴者以外のたくさんの関係者の仕組みを利用しているので、色々な手間や手数料などのコストが発生しているはずです。
ブロックチェーンを利用することで、アーティストと視聴者が直接チケットのやり取りや、お金(投げ銭)のやり取りをすることが出来るようになります。
今回の体験は、ブロックチェーンで実現可能なモデルのほんの一つですが、身近な体験の中にもブロックチェーンを活用できる可能性があります。
いまいち利用価値が分かりづらいブロックチェーンを、身近に感じてもらうにはとても良い体験アプリケーションだと感じました。
おわり。