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みずほFG「個人向け社債発行」プラットフォーム

こんにちは。

このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。

本日は、みずほ銀行のブロックチェーンの取り組みについての記事を紹介します。

みずほFG、ブロックチェーンを利用した「個人向けデジタル社債」を計画 2020年度の商品化目指す【ニュース】

コインテレグラフジャパンさんのこちらの記事です。

記事によると、みずほFGが中心となって、ブロックチェーンを利用した「個人向けデジタル社債」のプラットフォームを立ち上げるとのこと。

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社債ってなに?ってくらいの私の金融知識レベルのため、何が始まるのかちんぷんかんぷんですが、、、汗

少しづつ読み解いていきましょう。

社債とは企業へお金を貸すこと

社債って何?ってところから少し調べてみました。

参考にさせていただいたのはこちらのページです。

要は、社債は企業へお金を貸すことで、株式とは違って配当はありませんし、株価の上昇による利益を得ることはできません。

ですが、銀行の定期預金のようなものに比べて利息が高く、お金を貸した企業がつぶれない限りは損失するリスクもない、という比較的手堅い商品の様です。

それを個人向けのデジタル社債にすることで、どの様なメリットが生まれるのでしょうか?

デジタル社債の狙い

記事の中では、この個人向けデジタル社債の仕組みで以下のような価値が生まれるとしています。

1.発行体と投資家が直接接点を持つことが可能
2.個人投資家にポイントの付与等さまざまな特典を提供することが可能
3.小口、小額で個人向け社債のオンライン販売が実現可能

あくまで私の想像ですが、一つずつ読み解いていこうと思います。

企業と個人投資家の接近

まず1について。

社債はこれまで証券会社を通じて投資家に販売されていたため、社債の発行元である企業と、実際に購入している投資家は証券会社を挟んだ間接的な関係でした。

実際にどのような投資家が社債を買ってくれているのか、情報を得ることが難しかったのだと思います。

ブロックチェーンを利用した社債の取引になれば、おそらく、その社債がどの証券会社を経て、どの様な投資家に買われていったのか、詳細に記録され、追跡できることができるようになると思います。

企業からしたら、証券会社に頼ることなく、個人投資家の情報を得て、より良い商品の開発や広告提供が可能になるという事です。

ポイントサービスとの連携

次に、2つめですが。

ポイント発行を手がける企業とシステム連携することで、個人投資家にポイントを提供できることも可能になるとのことです。

以前、このページで紹介した近鉄のデジタル乗車券の例(こちら)に近い考えかもしれないですね。

社債を購入してくれた個人投資家にポイントを還元して、社債以外の商品購入にも導くような狙いがあるのだと思います。

また、ブロックチェーンの堅牢性や、スマートコントラクトのような仕組みが、安全なポイント連携のシステムの実現に役立てることができるのだと思います。

少額・小口での取引の実現

社債の購入における課題として、購入単価が高い、というものがあるそうです。

社債によって異なるみたいですが、50万円や100万円などの大きな元手が必要になるそうです。

単価がどうやって決まるのかは分からないですが、きっとあんまり小口・少額の商品を作っても証券会社のメリット(手数料)が少ないので、ある程度大きな単位での商品しかないのでしょうね。

ビットコインのような仮想通貨(暗号資産)は、取引の最小単位をとても小さくすることが可能です。ちなみにビットコインの最小単位は1億分の一ビットコインです。

また、スマートコントラクトのような、自動取引の仕組みを利用することで取引に関わる業務コストを減らすことができれば、例えば1000円~のような少額での取引も可能になり、より多くの人が簡単に利用できるようになるかもしれません。

なんだか今年に入ってから、仮想通貨以外のブロックチェーンを使ったサービスが色々と出てきている様な気がします。

2020年度中の商品化を目指す、という事ですので、楽しみに待ちたいと思います。

おわり。

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