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Hyperledger Fabricを学ぶ(2回目) Hyperledger Fabricの基本構成

こんにちは。

このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。

この連載では、オープンソースのブロックチェーンプラットフォーム「Hyperledger Fabric」について、少しずつ勉強を進めてゆきます。

自分なりに公式のドキュメントを噛み砕きながら、分かり易くまとめて行きたいと思います。

細かい部分で公式と異なる説明だったり、誤った記載があるかもしれませんがご容赦ください。。。汗

Hyperledger Fabricの基本構成

今回はHyperledger Fabricの2回目ということで。

Hyperledger Fabricがどの様な構成でブロックチェーンを構成しているのか、その基本的な構成要素について紹介していこうと思います。

Hyperledger Fabricは「Peer(ピア)」「Orderer(オーダラ)」「CA(シーエー:Certified Authority)」の3つの要素で構成されています。

図式すると、以下の様なイメージで構成されています。

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相変わらずきたない絵で申し訳ないです。。。汗

点線で囲んだ部分がHyperledger Fabricの範囲です。

Hyperledger Fabricは分散台帳としてのブロックチェーン単体の機能を提供しているのではなく、分散台帳を保持するPeer、Peerへ書き込む情報を送信するOrderer、台帳へのアクセスを管理するCAの3つの要素で、ブロックチェーンを利用するための機能全体を提供しています。

それぞれの役割について簡単に説明します。

CA(Certified Authority)

CAは証明書の発行を役割に持っており、Hyperledger Fabricにアクセスしてきたアプリケーションの認証を行い、ブロックチェーンにアクセスするために必要な証明書を発行します。

Peer

Peerは内部に情報を記録するための台帳を保持しています。

また、Peerは複数のPeerがチャネルと呼ばれるネットワークで連結され、ブロックチェーンを構成しています。

Orderer

ブロックチェーンへの情報の書き込みは、アプリケーションがPeerに対して直接行うことはできません。

Ordererがブロックチェーンへ書き込む情報の順序づけを行い、チャネルを通じて全てのPeerへ書き込む情報を送信します。

今回は、Hyperledger Fabricを構成する基本的な要素「CA」「Peer」「Orderer」の3つの簡単な役割の紹介を行いました。

次回は実際にPeer内の台帳にブロック(情報)が書き込まれるまでの流れについて説明しようと思います。

おわり。

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