ブッチャーに会いに行く
はい、こんにちは!!
突然ですが、皆さんはブッチャーをご存知でしょうか?
ブッチャーとは、食用の肉を切って梱包してお店で販売している人のことです。
あるいは、食用の動物を殺して部位毎に切っている人のことです。
たまに映画で見かけますよね?
デッカいナイフを持った大柄な人たち。
食肉店の地下に実は悪いやつらの隠れアジトがあったり、
動物を殺すところで人間が監禁されてたり、
映画ではいつも怖いイメージで出てきますよね。
先日そんなイメージのあるブッチャーに会う機会があったので、今日はそのお話をしたいと思います。
ー目次ー
1. ブッチャーは本当に映画に出てくるような人!
2. 動物が殺される過程
3. 食べることの幸せ
1. ブッチャーは本当に映画に出てくるような人!
大きな体、そしてデカイ!
私は身長が177cmありますが、その日会ったブッチャー4人は皆本当に大きく、話すときは見上げないといけないぐらいでした。
そして何より1番印象深かったことは、彼らの雰囲気でした。
目は笑っていなく、やけに冷静というか。なんでしょう。
きっと多くの動物を殺し、生物との"死"に深く関わり合ってきたことで、ブッチャー全身からそんな雰囲気が漂っていたのでしょうか。
一緒にいたボスに後から話を聞いたところ、
ヨーロッパは特に動物愛護の思想が強い為、仕事と言えど動物を殺しているブッチャーは、基本的に大衆からいい目では見られないみたいです。
だから、彼らも自分たちから人を好むようなタイプではないとのことでした。
なるほど、それで私も歓迎されていなく余計冷たい印象を受けたのだなと思いました。
最後食肉店を出る時に、1人のブッチャーがSee you Japaneseって初めて笑って言ってくれたときはホッとしましたが。笑
2. 動物が殺される過程
先ほど前述しましたが、ヨーロッパは動物愛護に対してとても強い思想を思っています。その為、食用の動物を殺す際にも適正なプロセスが必要だとのことです。
適正なプロセスとは、動物に痛みを与えることなく速やかに殺すということです。
方法としては、最初に薬などで意識を失くさせてアイスピックでひと突き
(国や実際の食肉店によって方法は異なります)
チキンなどの比較的小さな動物に関してはそこまでうるさくないですが、
牛や豚などの大きな動物を殺す時には、政府が認めている適切なやり方で殺さないと高額な罰金を払わないといけないみたいです。
実際の現場はこのような感じです。
写真の通り床は非常に綺麗ですが、入った瞬間何やら嗅いだことのない臭いが鼻の中を駆け抜けて行きました。
あの臭いは何?とボスに聞いたところ、
これが死の臭いだよってめっちゃドヤ顔で言われました。
3. 食べることの幸せ
とまぁこんな感じで生ブッチャーに会えました。
スーパーで日々見かけるチキンや豚は、当然殺されて部位ごとに切られてお店で売られておりますが、その背景を生でみれる機会はなかなかないですよね。
日々私たちが美味しいお肉を食べられるのも、動物とそのお肉をカットしているブッチャーがいるおかげなんですね。
動物とブッチャーに感謝です!!!