徒然草
「すごいね」
自分が言われて心地悪い言葉だ。
大学に入学して以来、”すごい”人にたくさん出会ってきた。
その”すごい”はさまざまで、背中で語る当時のボート部の主将や人生何周目やってくらいしっかりとしたラクロス部の同期の主将など、自分もこんな人になりたいと思わせてくれる、そんな人との出会いに恵まれた学部生生活だった。
オーストラリアに来てからある人に「日本人にしては珍しく、こちらの文化や環境に適応していてすごいね」と言われた。
その言葉がずっと引っかかっていた。
自分は幸運にも大学院の同期と渡航し、暮らし、最低でも1人のよく知る友人はいる、という最初からスターモードのマリオみたいな状態で始まった。
トビタテもそうだ。
大学もそうだ。
これまでの豊富な経験も全て、別に自分がすごいわけではない。
偉大な功績を築き上げてきた先人たちがすごいのであって、自分は何もできていない。
少なくともまだ。
こちらにきて日本人コミュニティに入るわけでもなく、ラクロスコミュニティにどっぷり浸かるわけでもなく、色々なところに片足を突っ込んだ状態で暮らしている。
「友達を作りにきたわけではない」
自分に言い聞かせるのは、人と向き合って関係を作るのをサボっているから。
「研究しにきたから」
言い訳をするのは、言語の壁を容易に飛び越えられるような能力を持っていないことを自覚しているから。
もう豪生活も折り返し、下半期に突入した。
”staying”を"living"に変えられるように。
この先の人生で何かを残せるように。
もっと自分のエゴを。
生活も落ち着き、貪欲さを欠いているこの日々を変えるためにも。
目標設定
・ピックルボールとサーフィンコミュニティに入る。
・オーストラリアの友達とロードトリップに行く。
・来年の1月に受けるIELTSで7.0を取得する。
・クリスマスをJason(筑波の同期)と過ごさない笑
自分は「すごい」と言われるよりも、「もっと頑張れ」と言われる方がいい。父がいつもかけてくれる言葉だ。
Half Mara走った時にNIKEが掲げてくれていた看板。
"REMEMBER WHY THE HELL YOU SIGNED UP FOR THIS"
忘れがちな原点を思い出して。もう1プッシュ。