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ウィザウト春を観劇して

サイキック整体竹内です。

松井香乃さんの一人芝居「ウィザウト春」を観てきました。

キッカケは「別の舞台」で松井さんが演じられてた役が個人的に「嫌な性格してるなぁ〜」という感想が出るもので、リアルに嫌な気持ちになったことが初めでした。

個人的な、パーソナルな部分を一切知らない、今日初めて会ったような人で、しかも演じている役で、それでもなお「この人すごい嫌な人だな」ってなったんです。

これってすごいことなんじゃないかなと帰った後に気がつきました。
そんな松井さんが行う一人芝居ってどんなものかと興味がありました。

僕は松井さんのことをその舞台で初めて知った一般人で、特に役者経験があるわけでも、観劇の回数が多いわけでもない素人です。

そういう人間から観てもこの「ウィザウト春」は素敵な内容でした。楽しかったです。
むしろ目が肥えてない素人の方が自分の人生に当てはめて共感したり、元気をもらえることもあるのかななんて思いました。

一人で何かを1から創るってすごいよなと思います。
実際に経験しないとわからないことが多いのが人生ですが、そういう体験を増やすことで増す人間の厚みもあります。

演じるということは今の自分とは全く違う人をインストールしてやることなのかなと思うのですが、その人の自我が消えるわけでなく、演じる人特有の雰囲気が内包されているのがとても印象的でした。

自分自身というものを残しながら他人を演じるというのがすごいなと思いまして、僕には到底できない才能だと思います笑

僕は自身の自我の強さを誇りにしています。
自分の奥底にあるこだわりとかプライドを施術という形で昇華させることで表現していると思っています。

僕とはまた違う形での表現なのかなと思うと、世の中には色々な才能を持っている人が多いなぁとびっくりします。

印象的なシーンが多く、こういうのも一人で組み立ててるのかと思うとすごいなぁと思いました。

寒いとどうしても気分が沈みやすくなったり、不安が強くなったりします。
日が落ちるのも早くなって、いよいよ年末なんだなと「終わり」を意識します。

もういくつ寝るとお正月だなんて言いながら、やり残したことはないかと急に焦り出すこともあります。

「冬」単体で見れば寒いとか、人肌が恋しいとか、雪が降るとかそういう感じですが「暦」が加わることで一年の終わりとか片付けとかそういうイメージが生まれます。

登場したそれぞれの女性の「冬」だったり「1年の終わり」だったり。
春が来ることを待ち望めるのは冬があってこそだと思うと、やっぱり四季は良いものだと思います。

いつだって始まるものがあれば終わることが確定するように、終わるものがあれば新たに始まることが確定します。

「感情」という、人として生きている上でめんどくさい「仕様」を芝居という形で昇華させてしまう松井さんはすごいと思います。

分野は全く別ですが、僕もより一層頑張っていこうと思いました。

雪を溶かす勢いの熱量でしたが、冬本番にはまだ少し早いのかもしれません。

僕は気持ちが先行して取り越し苦労をすることがありますが12月だしちょうどいいかなんて思ってました。

確か師走ってそういう意味でしたよね??
なんか忙しいみたいな??違う?

楽しかったです。
ありがとうございました。

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