⑤断食をしてはいけないとき
私は、間欠的な断食、特にピークファスティングによって
体の生理学的な機能がミトコンドリアのレベルまで大きく改善できると信じていますが
全ての人がこの恩恵を受けられるわけではありません。
特に病気の治療のために日常的に薬を服用している人
特に糖尿病で投薬治療を受けている人は
断食をすることを医療機関に相談しなければならないのです。
もし勝手に断食をすると、低血糖症になるリスクがあるので注意しなければいけません。
他にも、副腎に疾患がある
または慢性的に腎臓病を患っている(慢性的なストレスによる)
副腎疲労がある
コルチゾール失調症である
この場合には、まず病気に対処してから実践します。
そして大きな筋肉をつけたいと思っている人
または競技スポーツとして短距離走を行う人についてです。
速筋繊維を使った無酸素運動にはブドウ糖が必要なため断食との両立は難しいのです。
妊娠中の女性、育児中の女性にとっても禁忌です。
生まれる前から、そして生まれた後も赤ちゃんには様々な栄養素が必要です。
このような大切な時期に、断食をすることはデメリットでしかありません。
18歳未満の子供も、長期間の断食はしてはいけません。
さらに年齢に関わらず、栄養不足、低体重、(肥満度指数、もしくはBMIが18.5未満)の人
拒食症など摂食障害を患っている人も断食はしてはならないのです。
間欠的断食の実行中は、低血糖のサインである次のような症状に注意します。
* 頭がくらくらする
* 手足が震える
* 思考が混乱する
* 失神する
* 大量の汗をかく
* 視界がぼやける
* 言葉が不明瞭になる
* 鼓動がいつもと違う
* 指先が針で刺されているようにチクチクする
低血糖の疑いがある場合には、血糖値に影響を与えないもの
例えば、ココナッツオイルを入れたコーヒーやお茶などを摂ります。
副腎機能を正常化する治療法には、ピークファスティングが含まれる方法もあるので
実行するには医療従事者など専門家の指導が必要になります。