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冷やしたり温めたり_100日チャレンジ(91日目)

暑い日が続きますね。アイスを購入すると「ドライアイスは必要ですか?」と聞かれるようになりました。

ドライアイスは二酸化炭素を加圧、圧縮して冷却することで固まります。
とても冷たく、その温度は-79℃です。(冷凍庫の温度はおよそ-20℃)

また、暑い日が続くと炭酸水を飲むと、のど越しがよく美味しいですよね。
炭酸水のしゅわしゅわ感は、水に溶けやすい二酸化炭素が入っているからです。
二酸化炭素は水に溶けると酸性になります。そのため、多く飲むと酸性に偏ってしまうので、注意が必要です。

また二酸化炭素は、空気のなかでは重いのです。重さがあり下にたまるため、二酸化炭素は火災の際の消化に使われます。
消火器の消火剤として使用しているものが多くありますので、ぜひ探してみてください。
便利な一方で、二酸化炭素が原因で事故にある方もいらっしゃいます。
気体は無味、無臭のため、気づきにくいという欠点があります。
火災が起こらないことが第一ですね。

圧縮冷却してできるドライアイスは冷却材として使われます。

一方、二酸化炭素は「温室効果ガス」といわれます。
二酸化炭素は赤外線の吸収して、保温効果があります。
地球から熱が逃げにくくする効果があるのですが、量が増えすぎると宇宙に熱が逃げずに、どんどんと温暖化が進んでいきます。
近年は地球温暖化による気候変動が激しいため、世界的に二酸化炭素の排出量を減らす取り組みがなされています。

ドライアイスに使う二酸化炭素も、工場などから排出されるガスを利用しているので、一面では環境に配慮されていると言えます。
(自宅で気体に戻れば、二酸化炭素になるのですが・・・・)

最後に、ドライアイスを器に入れておくと、気化して白い霧が発生します。
そこに作ったしゃぼん玉を入れると、ふわふわと浮きます。
身の周りにある空気の主成分はチッ素なので、二酸化炭素よりも軽いことを実感できる実験です。
ドライアイスが手に入ったら、ぜひやってみてください。

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