見出し画像

ガラスの・・・_100日チャレンジ(95日目)

どういうわけなのか、忙しい時に限って事件は起こる。
それも、嫌だな~何かありそう・・・と思っているときに限って。

昨夜、最後の片づけをしていたら、ガラス製の鍋蓋が割れました。それも、何の衝撃も与えていないのに!!
置いていたフタから「ピキピキ」と音がして、何だと思い見てみると、中心の持ち手付近から少しずつヒビが入り始める。蜘蛛の巣のように徐々に外側へ広がり、一部のガラスが飛び散りました。
フタに残っているガラスが、最後の力を振り絞り不規則にメキメキと音を出していて、ちょっとした恐怖でした。

割れる様子を冷静に見ながら、「強化ガラスなのに・・・」
おかしなテンションでゴミ袋に入れて、掃除機をかけました。

前置きが長くなりましたが、ガラスは人類が初めて化学合成した素材と言われています。
日本では縄文時代にはガラスがあったようですが、珪砂、ソーダ灰、石灰を混ぜて高温で溶かします。溶かした原料を板状にして、時間をかけて冷やすことで透明のガラスができます。

強化ガラスは、普通の板ガラスをもう一度熱して、急速に冷ますことで作れます。
加工方法を変えるだけで、普通のガラスの3~5倍の強度を持ち、割れた時には鋭利な破片が出ることなく粉々に割れます。
しかし、点の衝撃、横からの力が加わると簡単に割れてしまいます。
今回はちょっとしたキズから、自然的に破壊したのではないかと思います。

さて、ビーカー、フラスコ、メスシリンダー、ホールピペット、ガラス棒。
実験器具のほとんどはガラス製です。
ガラスは透明なため、内容物が良く見えます。また、ガラスは化学的に安定性があるので、ビーカーで薬品を作ったり、化学反応を起こすことができます。
ただし、フッ素はガラスと反応するので実験には用いることができません。

最後に、コロナ禍で大活躍したアクリルですが、ガラスの代替品として使われることがあります。
水族館の巨大水槽には「アクリルガラス」が使われることで、水圧にも耐え、クリアな視界で海中世界が再現できるようになりました。
弱点は熱に弱いので、鍋蓋に使うことは難しいです。

ということで、次に購入するお鍋は、ガラス製以外のフタにしようと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?