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自分の愛着スタイルに気づく

愛着形成について学んていく中で、自分自身の愛着スタイルが不安定型であることに気づきました。また、無意識的に安定型への転換を図ろうとしていることに気づきました。

誰かの意見を聞かないと意思決定できない

大学を卒業して働き出した時はサラリーマンでした。企業に勤めていると、意思決定する際には何かと稟議を通すことが必要になります。企業文化的にも確認することなしに物事を進めることを良しとしなかったので、その習慣は体に染み付いていました。プライベートや仕事関係なく自分で決定できるようなことでも誰かの意見を後ろ盾にしておかないと不安になってなかなか決断ができないという経験がありました。意見や情報を集めることは大切なことなので、誰の話も聞かずに何でもかんでも自分で決めろというわけではありません。しかし、自分の人生の責任は自分自身です。そのことを忘れて自分の人生さえも誰かに依存していたいと思える時がありました。意見がもらえると安心する反面、その呪縛があることで物事の進まなかったり、余計に人の顔色を伺ったり、複数の人に聞いて意見が別れた時の選択によるストレスなど身動きの取りづらさも感じていました。自分の人生なのにフットワークが重くてとても窮屈な日々を過ごしていました。

呪縛からの脱却

私の場合は管理職になってから権限の幅が広がったことと、部下から意思決定を求められる立場になったことで自分が責任を取る覚悟で意思決定して動く時のスムーズさを感じてからは少しずつ誰かの意見を聞かないとという呪縛からは少しずつ解放されたように感じます。経験や実績の中で自信という形で内在的に安定したアイデンティティが確立してきたからこそ、自分自身で意思決定する素地ができたように感じています。
また、整理(捨てる)もおすすめです。元々は私は物をなかなか捨てられない人でした。しかし、最初に勤めた企業で整理(捨てること)することを仕事の一環として定期的に取り組んでいました。「半年使用していないものは捨てる。」のようにルールを決めて、捨てる日と基準を決めていました。基準は人それぞれだと思いますが、一定期間使用していないということは今後も使用しないと割り切ることにつながり、私生活でも物を整理することができました。
話を戻すと捨てる時には自分の意思決定で行います。誰かの意見に頼らず、思い切って捨てます。先ほど言った明確な基準(使用していない期間)が後ろ盾になります。その依存先のない意思決定を繰り返すことで、自己決定の自信や生きやすさへの気づきにつながったと感じています。ぜひ、整理整頓に取り組んでみてください。

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