『学校はウソくさい』
藤原和博さんの著書『学校はウソくさい』を読み、さまざまなアイディアを学びワクワクしました!ワクワクさせてもらえるというのは藤原和博先生が現場で実践し、結果を残してこられたからだと思います。私も学びを実践していきたいと思っています。
授業作り
学校にある資源はもちろん、これまでの歴史の積み重ねによる資源、技術革新による資源、そして地域の資源など活用できる資源がたくさんあります。しかし、教員はどちらかというと自分の中にある資源のみで対応しようとし過ぎている部分があると思います。例えば、自分の苦手な分野の内容のエキスパートの先生の動画を流すことはほとんどの先生がしていないでしょうし、抵抗のある先生もいると思います。しかし、生徒からすれば教え方が上手な先生から学べるほうが得られるものは多いのです。先生の抵抗感はもしかしたら教員としてのプライドから来ているのかもしれません。理解できないわけではありません。
私は保健体育が専門です。ただ、球技から陸上から水泳から全てがエキスパートであるかとそんなことはありません。専門競技としてされてきた先生には敵いません。教え方、生徒の習熟度を見る目など努力を積み重ねても限界があります。そこは、エキスパートの先生の動画を見せたり、できる生徒を先生役にして教え合う授業の枠組み作りが私にできる最善の手法なのかなとも感じています。
地域や保護者との協働
子供たちを育む担い手として、学校だけが担うのではなく、保護者-学校-地域が連携してみんなが一丸となって子供たちの成長に関わっていくのが良いのではないでしょうか?ダイバーシティーを活用してさまざまな価値観や考え方などに触れることで子供たちもアイデンティティを確立していくことができるのではないでしょうか?
また、保護者-学校-地域がワンチームとなって子供の成長を育むという一体感が生まれることは3者の友好関係構築にも繋がるのではないでしょうか?それぞれが独立して情報共有を怠ったり窓口を閉ざしてしまったりすればするほどクレームに繋がったりいざこざに繋がるのではないかと思います。協働することにより相互に意見交換という形でやり取りを重ねていくことが大切だと思います。その結果子どもの成長につながると感じています。
教員の業務改善
本の中では通知文をゼロにすることなどやめることを意思決定する大切さを学びました。整理整頓の基本としてまず整理が先に来ると思います。整理とは不要なものを捨てることです。業務で言うと思い切ってやめることを決めます。やめたことでできたリソースを何に使うべきなのか?この順番を守らないと限りなくやることだけが増えていきます。その結果、子どもと接する時間が減っていきます。子どもとかかわる時間を増やすために何がやめられるのか?これが大切です。意思決定は校長や教育長に委ねられている面も多いですが、現場の教員としてただ従うのではなくボトムアップ式に意見をあげていかないといかないと思っています。現場で実務するからこそわかる無駄があるはずです。将来的に管理職になった時にはその蓄積を遺憾なく発揮できるように今からその視点を持って取り組みたいと思います。
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