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大事にしている思考法:「具体と抽象」と「プロセスに分解する」
①具体と抽象
抽象の英語はabstract。
abstractは要約とも訳されます。
また、動詞では抽出する、となります。
最初はabstractは違う意味の訳があるんだな、と思っていたものですが、最近、文章の意味を抽出したものが要約だし、具体的なものの概念を抽出したものが抽象ということなんだと気づき、同じ意味なんだと気づきました。
具体と抽象について、もう少し分かりやすく書くと、
具体的なモノ、例えば、ペンがあるとすると、「ペンって(そもそも)何?」に対する答えが抽象化する、ということだと考えています。
ただし、答えは一つとは限りません。例えば、、、
A. ペンは書くもの
B. ペンは文房具
C. ペンは棒
そして、具体と抽象を行ったり来たりすることで思考が広がると考えているのですが、上の例で言うとこんな感じです。
A. 【具体】ペン→【抽象】書くもの→【具体】鉛筆
B. 【具体】ペン→【抽象】文房具→【具体】はさみ
C. 【具体】ペン→【抽象】棒→【具体】箸
これをもう少し変化させると、、、
A. 【具体】ペン、鉛筆、万年筆、クレヨン・・・とくれば、抽象化したものは「書くもの」と決まってきそうです。
B. 【具体】ペン、はさみ、ホッチキス、定規・・・と続くと、抽象化したものは「文房具」となります。
C. 【具体】ペン、箸、耳かき、ストロー・・・となると、抽象化したものは「棒」と分かります。
つまり、具体のモノをグルーピングする分類とも考えられます。
これは、データ分析のコツ①で書いたグルーピングにも通じるものがあって、いろんなデータがあったときに、共通のものを探して、抽象化してグループを作ると、いい分析ができます。
②プロセスに分解する
いろんなモノ・事象・データがあるときの整理方法や考え方として、プロセスに分解する、ということをよくやります。
自分でゼロから考えなくても、カスタマージャーニーのような考え方やAIDMAのようなフレームワークなど、いろんなところにヒントがあるので、そういうものを参考にしています。
これをすると、例えば、
・いろんな業務で共通することは何か
・本質的な部分はどのプロセスなのか
・どこがボトルネックなのか
みたいなことの解像度が上がってきます。
なので、こんな感じの資料の作り方をするのが結構個人的には多いです。
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今回は、ちょっと中途半端ですが、よく使う思考方法についてまとめてみました。(改めて追記・修正したいと思います。)