脳ミソぐちゃぐちゃのあわわわーで褐色の汁が垂れる
田舎に住んでいると、コロナなのに混雑する電車に乗って都内まで行くなんてなかなか思えない。
でもその気持ちを振りきるほどの「行きたい!」気持ちがあり、大好きな落合モトキくん主演、シアタートラム『脳ミソぐちゃぐちゃのあわわわーで褐色の汁が垂れる』を観に行った。
私は都内に行くとき、いつも余裕をもって早めに着くようにする。
初めて行く場所だったので少し迷ったけど、ググって行き方の写真をみつけて、誰にも道を訪ねることなく無事到着!いつも駅の交番で道を聞くのに、すごいじゃん私笑
開場時間まで、ゆっくりと食事をする。
以前までは「時間を潰して」いた。
でも最近は、一つ一つの行動を味わうように気をつけている。
フラペチーノのマロン味を味わう。
サンドイッチの食感や匂い、味をしっかりと感じる。
自分がまばたきをして、咀嚼していることに集中し、それらができている自分を誉める!
息をしていてすごいね、歩いてすごいね、電車に乗ってすごいね、って誉めまくる。これは武田双雲さんのnoteで聞いてから実践していること、、、。
そして待ちに待った開場。
しっかりとコロナ対策がとられていて、検温、手指の消毒をする。
席は一席ずつ空いていて、ソーシャルディスタンスが保たれている。
意外と年配の男性が多いことに驚く。
前から2列目で舞台に近い。ラッキー!
アナウンスではコロナに関する注意を呼びかけている。
このセットでどんなストーリーが展開されるのだろうと思いを巡らせる。
すると、スモークが焚かれてきて、ついに幕が上がる。
「たまたま、隣に住んでいた」だけで知り合う偶然て、確かに人を好きになるきっかけになる。
隣に引っ越してきた女性を好きになるという話。そして彼らを取り巻く友人の話。
コロナを交えた内容になっていて、いま自分の座っている客席の隣に人が座っていない状況と重なる。
世の中には色々な悩みを抱えた人たちがいる。
実際自分が付き合う相手が、こんな彼、彼女だったらどうするだろう?
結構深い内容で考えさせられる。
人は自分をさらけ出すことを怖れる。
恥ずかしいことは隠し通そうとする。
でも「普通って何だろう?」
「恥ずかしいという気持ちは自分で作り上げているだけで、人から見たら本当に恥ずかしいことなのかな?」と感じた。
だれもが、自分を隠さずにさらけ出している人に憧れ、自分もその一歩を踏み出したいと願う。
ありのままの自分を受け入れることって、すごく難しいことなんだ。きっとほとんどの人がこんな自分ではいけないと、自分を責めていると思う。
ありのままの自分を受け入れられるようになったらどんなに楽だろう!
客席からは笑い声が上がる場面もあり、最後のシーンは全員で大盛り上がり!
生で観るモトキくんはやっぱりすごくかっこいい。女装も思った通りとても可愛かった笑
彼女役の小島梨里杏さんが私の目の前で、スカートで座った足をもみ始めるシーンにはドキドキしてしまった。とっても綺麗な色気のある女優さん。
出演者全員が個性溢れていて、とても面白い。
こんな人いるいる、って思いながら観ていた。
シャイン先輩のインパクト最高!
ちょっと台詞を噛んでしまったときは、観ていてドキッとしてしまった。やっぱり生で観る演劇はドラマチックで素晴らしかった!
稽古を重ねて本番を迎えられたこと、本人たちが一番喜んでいるはず。
このまま千秋楽まで何事もなく終えることができますように!!