現代アート作品「My Fair Prisoners!?2」「元熱血教師」さんの調書(データ)とエッセイ※全文掲載
以前は、ある程度英語の表記にしていました。しかし、僕は日本人ですから、日本語の表記の方が、機微が伝わると思い、現在は日本語表記にしました。
これは、以前のスタイルのデータです。ただ、一番大事な、「もし自分の名前がなかったら、ご自分の事を、言葉でどのように表現してくれますか?」の最後の質問は同じです。
先ずは、調書(データ)と、エッセイです。自分でもよく書けていると思う一つです。写真と調書(データ)、エッセイを渡して終了になります。
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RECORD
NO.20034201041
NAME:元熱血教師
SEX: 男
BIRTH DAY: 1956・6・18
BORN: 磐田郡浅羽町
MUSICIAN: ハイファイセット
MUSIC: 中央フリーウェイ
BOOK:
MOVIE: 007シリーズ(特にゴールデンアイ)
SIN: 小さい頃、東京にいる親戚が来た時に、地引網船の櫓(高価なもの)を飛び込み台代わりにして壊してしまった
HAPPY: 教え子の明るい話題を聞くこと
MAD: マスコミの現場に合わない教育批判 共感できない
SAD: マスコミの両面
FUN: 勝ち負けを純粋に楽しむこと
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次は「元熱血教師」さんのエッセイです。
「元熱血教師」
担任が一番面白い、教師になった一連の経緯を聞いたあとにでた力強い言葉だった。
昨今は教育批判が盛んである。しかし、本当に新聞やマスコミの言うことが正しいのだろうか?新聞も売れなくてはやってゆけない。不況の煽りは当然マスコミ業界までも影響する。当然「売るためには…」、そういった考えもでてくるだろう。これは致し方ないことだ。
しかしこれだけマスコミの影響力の強い日本において、マスコミはその「自分の力以外の力」を果たしてどれほどまで意識しているのだろうか、そういう思いが、元、いや現在も熱血教師であり続ける元熱血教師の言葉で考えさせられた。
真実の報道。ペンは剣よりも強し。人間は気が緩む、気が疲れると「善悪の判断」のみに頼るようになってしまう。それは今現在の報道のあり方を観れば一目瞭然である。批判は必要悪。ただし乱用はただの悪となる。現在の報道の一部は、まるで自分は悪くない人間だ、ということを確認したいがために、魔女裁判よろしく魔女を次々と探しているかのようだ。
そんな標的にされている教育界の中で「元熱血教師」の目は、決して「元」ではなく「いつまでも」だということが、この写真からも十分に伝わってくる。今現在自分の事を「熱血教師」と言い切れる教師はどのくらいいるのだろうか?
自発的な行動をとるということは、必然的にその行動の責任を負えるようになることを意味する。このような教師になら、自分の子供を安心して預けられる。そしてその子供は、熱血教師から自発的な血を学び取るだろう。ここに新たな血縁が生まれる。このような血縁を大事にできる世の中にしたい。
(了)