現代アート「My fair prisoners!?3」の芥川龍之介さんの調書とエッセイ※全文掲載
この方は、日本の作家です。僕は本を持っています。有名な賞の名前の方です。「羅生門」が特に有名です。この方は、芥川龍之介さんです。
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My Fair Prisoners!?調書
囚人番号:20170927201548
名前:侏儒
懲役:35年
服役する刑務所:東京市京橋区
音楽:浪曲
映画:
本:宮沢賢治
罪:近所の友達と戦争ごっこ
喜:芥川賞が創設された事
怒:戦争
哀:母との別れ
楽:文章を書く事。菊池寛との交流。
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「侏儒」さんのエッセイ
幼少期は、病弱で、しょっちゅう風邪をこじらせていた、「侏儒」。親が早く亡くなったために、親戚に預けられ、芥川を名乗るようになった。小学校時代は、本ばかり読んでいて、将来は早くから作家になる事を決めていた「侏儒」。学校の成績は上の中。別に可もなく不可もなくだった。ただ、有名にはなりたかった。
高校になり、特に菊池寛との出逢いが全てを決めた。本当に親友だった。自死は本当に後悔している。菊池にもっと相談していれば、自死を選ぶ必要はなかったかも知れない、今は思う。
「新思潮」時代は幸せだった。本当に楽しかった。ただ、病弱だったために、早くから御死を意識していた。自死の問題は高校からあった。馬鹿だったと思う。
子供とは、いい関係だったが、決していい親父ではなかった。文学人との時間を大事にし過ぎた。これは反省している。
「侏儒の言葉」が、自分では一番気に入っている。これは誰も知らない事実。
芥川龍之介賞が創設された事は本当に嬉しかった。今も「芥川賞」として残っているのは嬉しいが、本当にいい作品に賞を挙げて欲しい思いで一杯。様々な思惑に利用される事は止めて欲しい。
今は、連れたち、先輩、後輩とよく話している。死んでも無にならなかった事が、死んでから知った。 「侏儒」は今、かつての文学人との交流と温め直している。(了)
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※この方も刑期を終えました。