加速度の測定実験
①実験の目的
・協働する楽しさを伝える
・自分の役割を確認させる
・他の班の様子をジャムボードで共有する
・学校現場でしか教えられない授業づくり
・覚えたての加速度の定義を、重力加速度へ拡げていくための学び
②授業案
⑴加速度の定義の確認
⑵ビー玉と斜面を活用し、最下点における速度をビースピで測定する。また、落下時間をストップウォッチで測定する。
⑶同じ場所を3回測定し、平均値を活用させ精度を上げる。
⑷⑴の定義に従い、加速度を測定させる
⑸高さを1〜4まで設定しておき、各位置で加速度を求める。
注意すべきこと
・役割分担を明確に指示
1.ビー玉を放す
2.ビー玉を受け取る
3.ビースピ
4.ストップウォッチ
5.電卓計算
6.記録
・タブレットを配布して、スプレッドシートに入力させる。データはジャムボードで他の班と共有できるめ、他の班の様子を生徒は見ながら安心して進ませることができる。
⑹位置をどんどん高くしていき、位置4(位置1〜3よりさらに高い任意の位置)まで終了したら、究極の落下運動と称して最後は自由落下させる。そこでの加速度を測定させることで重力加速度の測定へと繋げていく。
⑺各班の⑹のデータをすべて平均化して、クラス全体で1つの重力加速度を見つけさせる。
注意すべきこと
・各グループの取り組みがクラスのデータに影響が出ることを生徒に伝えて、生徒の集中力を極限へと引き上げる。
⑻最後は、教科書で9.8のネタバラシ。
③考察・感想
⑹でかなり苦戦する班が出た。そもそもビースピに通過させることが難しい。また、ストップウォッチの測定が難しかった。
次回は、透明な筒等を用意してビー玉が、ピースを通過しやすくするなどの工夫をしたい。
授業の中で、加速度とは何かを繰り返し言い続けることで、少しは加速度が身近なものになってくれたと信じたい。
生徒はとっても楽しんでいた。初めは余裕を見せていたが、次第に落下時の速度が大きくて他の生徒達と協力する姿が沢山見ることができた。
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