ある老舗精密機器会社が倒産した裏側③
前回の続き。
詐欺師は、粉飾決算の書類を各銀行に見せては、ある事ない事それは言葉巧みに銀行担当者を 丸め込んでは融資を引き出していました。
銀行との面談時は、詐欺師一人が対応していたので、誰も内容はわかりません。
社員に聞かれたくなかったのです。
はじめて会う銀行担当者への挨拶の時だけ、私と専務は呼ばれて顔を合わす。
以降は、自分(詐欺師)が対応しますから任せて下さいと。
しかし、支払いを止めると言ってからは、銀行・取引先の対応は全て専務がしていました。
三重県にある製造工場は、閉鎖し社員のほとんどは解雇と宣言し、三重の社員との話し合いは、専務ともう一人の社員に押し付け、専務は矢面に立たされ精神的にまいってしまい、体調不良を訴え始めました。
詐欺師は、会社に出て来なくなり、私の電話は着信拒否。
専務のみが、詐欺師と連絡を取れる状態になりました。
専務は、詐欺師に命令されるがままになっていました。
専務がある日私を訪ねて来て、詐欺師からの伝言を伝えに来たと言います。
個人的に預かっている金銭は、2017年の5月に全て返すから待っていて下さいとの事。
絶対ウソだ! 私を押さえ込むために言っていると、専務には伝えましたが、専務はまだ詐欺師を信じ敬っていたので、私の話には耳を貸しません。
同じ頃、親族Aからも私に余計な事はするな・詐欺師の邪魔をしている・だから色んな事が進まない原因をあんたが作っている・何もしないでおとなしくしてろ等、日々メールが飛んでくるようになります。
いつの間にか(たぶん2016年春頃)詐欺師は、親族Aの隣の家を引っ越し住居がわからなくなりました。
そして約束の5月にお金は、返って来ませんでした。
2017年夏頃には、社員のほとんどはいなくなり、専務を含め数人のみが残るだけになりました。
その社員のお給料は、専務が自腹で払っていたのです。
いつか詐欺師から返してもらえると思っていたからです。
詐欺師にも、そう言われていたのでしょう。
その間に私の自宅には、次々と銀行がやって来ました。
2016年末に探偵を雇って、詐欺師の住居は突き止めていたので、銀行には伝え、今までの経緯も話ました。
私には、神戸の大学で経済を学んで野村證券にいたが、独立し個人投資家になったと言っていました。
でも、証券会社にいた経歴はなく工業高校卒で父親の町工場を手伝い、そのうち自分が社長になり、今回と同じ手口で詐欺を働いた事。
在日朝鮮人である事。
以前は、名前が違う事
詐欺で逮捕され、4年近く刑務所に入っていた事。
刑務所を出てから、戸籍を変えて今の名前になった事。
詐欺師が連れて来た人物から聞かされて驚きました。
銀行にも、その事を伝えました。
どの銀行の血相を変えて、帰って行きました。
2017年9月 銀行3行から裁判所に倒産認定の書類が出されます。
そして12月末に、倒産認定されました。
何故か、裁判所に呼ばれたのは専務と親族Aでした。
認定言い渡しのさい、親族Aは支払いはするから倒産認定は待ってくれ等、ピント外れな事を叫び、裁判官に今はそんな状態ではありませんと言われます。
すると、今度は会社を潰したのは私だと・あんたが余計な事したからだ・あれだけおとなしくしてろと言ったあっただろと、またメール攻撃に合いました。
その頃、私は完全に鬱状態で生きる事さえ辛く、外に出る事もできず毎日どうやったら楽に死ねるのかを 考えるようになっていました。
そして衝撃的な事に、親族Aは会社に詐欺師を招き入れる前に、詐欺師の経歴を知っていたと言う事です。
これは、くだらない私の愚痴として読んで下さい。
何故?どうしてそんな人間を 父が亡くなるまで心血注いで作った会社に、入れたんだ?
何の相談もなく、何の連絡もなく、自分のやりたい放題して、責任だけを 押し付けられた私は何?
都合が悪くなると、何十件ものメールを送って来て、直接話す事はせず、月1役員会と称するお茶会で会っても、絶えず不機嫌な顔をして、社員には頭を下げる事もなく。
親族Aの尊敬している詐欺師は、貴女の事を精神病者だと・だからあんな精神障害の子供が生まれたんだと、言っているんですよと言いたかった。
親族Aを傷つける事は言えない。
この人(詐欺師)は、私に何故こんな事を平気で言えるのだろうと思ったのですが、後々考えた時、私と親族Aを仲違いさせておいた方が、詐欺師に取って都合がよかったのです。
同じ様に、親族Aや社員にも私の事を いろいろ悪く言っていたのです。
私はブランド品を次々と買っては借金をして、月1500万円も使っているんですよ。
なので、会社に来てもらう前に自分(詐欺師)が借金を返してキレイにしました。
と社員に話していたのです。
私は借金等とは、縁のない生活をしていましたのに。
そんな事があり、会社はほんとに倒産してしまいました。
私には10億近い借金と、父から相続した自宅は差し押さえられ、自己破産へと追い込まれて行きました。
続きはまた。