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狩猟の始め方

こんにちは。 福岡県でわな猟をしている者です。 今回は、狩猟を始める方法についてお話しします。

狩猟を始めるための基本情報

狩猟に興味を持ち、「狩猟の始め方」と検索すると、多くの情報がヒットします。自治体のサイトや個人のブログ、YouTube動画など、さまざまな形で狩猟の始め方が紹介されています。しかし、その内容の多くは以下の流れに沿っています。

  1. 狩猟免許の種類を知る

  2. 試験の勉強方法を学ぶ

  3. 狩猟免許を取得したら猟友会に入る

  4. 狩猟者登録を行う

  5. いざ山へ!

ここで多くの人が思うのは、「いや、そこからが知りたいんだけど」という疑問ではないでしょうか。

なぜ多くの情報がこのような流れになるのかというと、狩猟を始めるまでのプロセスは人それぞれ異なり、決まった手順を示すことが難しいからです。そのため、一般的な情報として「免許を取り、手続きをすれば狩猟ができる」としか説明できないのです。

もちろん、僕もすべての人に共通する「狩猟の始め方」をお伝えすることはできません。ただし、僕自身の経験に基づき、狩猟免許を取得し、狩猟者登録をした後に何をすればよいのかを少しでも参考にしてもらえたらと思います。

わな猟を始めるために必要なこと

僕はわな猟の免許しか持っておらず、銃の免許は今後も取得しない予定です。銃は取得手続きが複雑であり、所持後の管理も大変です。また、僕の住んでいるエリアでは銃猟ができる場所が少ないため、必要性を感じていません。そのため、本記事では「わな猟の始め方」に焦点を当てます。

猟場の確保

わな猟を始めるにあたり、まず猟を行う場所を確保する必要があります。「山に行けばどこでも狩猟できる」と思うかもしれませんが、日本の山には必ず所有者がいます。他人の土地に無断でわなを仕掛け、毎日見回りをすることは違法行為となるため、必ず土地所有者の許可を得ることが大前提です。

つまり、以下の条件を満たす必要があります。

  • 獲物となる動物が生息する山を見つける

  • その山の持ち主に許可を得る

  • わなを仕掛けた後、毎日見回りをする

正直なところ、これはかなり大変な作業です。

獲物を捕獲した後の課題

狩猟免許を取った後の行動はマニュアル化しにくい部分が多くあります。もし、あなたや家族、知り合いが山を所有していれば話は早いのですが、そうでない場合は自分の猟場を確保するのに大変な労力がかかります。

また、YouTubeなどでわなの設置方法は簡単に学べるため、独学でも設置自体は可能です。しかし、いざ獲物を捕まえたときに、初心者は大きな戸惑いを感じるでしょう。

  • 「この後、どうすればいいのか?」

  • 「自分で仕留めるのか?」

  • 「一人で解体できるのか?」

こうした疑問が次々と湧いてくるはずです。

狩猟をスムーズに始めるための方法

そこでおすすめしたいのが「わなシェアリング」という活動です。

わなシェアリングとは、

  • 見回り

  • 捕獲

  • 運搬

  • 止め刺し

  • 解体

といった作業をグループで分担し、狩猟に慣れるまでのステップをスムーズにする取り組みです。特に初心者にとっては、狩猟に慣れるまでの不安を軽減できるメリットがあります。

もしあなたが福岡市近郊に住んでいるなら、わなシェアリングの活動を探してみることをおすすめします。僕も運営に携わっているグループがありますので、狩猟を始めるきっかけとして検討してみてください。

また、狩猟に興味がある人や初心者が交流できるトークイベントも随時開催しています。不定期ではありますが、フィールドワークツアーも実施しており、実際に狩猟の現場を体験することができます。

狩猟の魅力

狩猟は、自然と向き合いながら知恵を絞り、獲物を捕らえる知的な趣味です。

一度でも自分の考えた通りに仕掛けたわなで獲物を捕らえることができれば、その面白さに夢中になること間違いなしです。

あなたの狩猟ライフのスタートを応援しています。ぜひ、一緒に狩猟の世界を楽しみましょう!


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