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うつな人

 うつな人。

病人に見えるが宇宙人なんだ。

地球にうつを体験したくて来た。

変わり者だね^^ と愛良はおもった。

 うつな人の名前は幸恵。

毎週精神科に行って、薬をたくさん飲んでいる。

愛良は健康で、好きなうたを満喫している。

 突然、幸恵は愛良の前に立った。

「びっくりするじゃん、いきなり立たないで」

「わたし、憂鬱で死にそう。助けて。薬効かない」

「うーん、自己紹介から^^」

「幸恵。病人。うつ病って先生が言ってた」

「ふーん、うつ病なんだ。死にたくなっちゃうんだ」

「先生は話を少ししか聞かない。すっきりしない」

「わかった。話を聴くよ」

「わたし、地球人じゃない。宇宙人。この星、辛い」

「ふーん。頭大丈夫?宇宙人?」(何かやばい子だ)

「お腹へった。昨日から何も食べてない」

「ああ、ここにチョコレートがある。はい」

もぐもぐ。

「少し元気になってきた。ありがとう。」

「あのさあ、きっと大変な人生を生きているのでしょう」

「母と二人暮らしで、母は病気で、仕事首になって、お金がもう少ししかないの」

「ふーん、で、宇宙人なんでしょ。それは話せないの?」

「惑星ゼロと言うところから転生してきた。母は地球人」

「惑星ゼロはお金が無い。みんな遊んでいる。みんな豊。貧乏を味わうために、UFOで地球に来た。うつ病は体験プログラム」

「うーん」(ますますやばいな)

「体験しないといけないんだ」

「それが目的。地球で困難を克服して、うつ病も治して、幸せな結婚をするのがゴール」

「なんかすごいことだね(半端じゃない)」

「生活保護とか入ってないの?」

「ああ、今日役場に行く日だ。ごめんね。ちょっと行ってくる」


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