【恋愛短編読み切り】友達彼氏、友達彼女
「恵子、まだじゅんびできないのかなぁー?」
一緒にモゾにおでかけだ。
会社の立ち上げが成功し、売り上げがあった。たくさんではないが、その一部のお金を遊ぶお金にした。
もちろん予算感覚。しっかり仕分けしている。本業のお金は使わない。
「まさひこ、ほんとーにいいーのー?」
「1万円以内なら、スキな服買ってやるよ^^」
「お小遣いを工面した。贅沢は無理だが、マックくらいならいいぞ。遠慮しないでよ^^」
「ふたりでマックもいいよね^^ビックマックにしよー^^」
「おれもそーするかー^^」
席に座って、運ばれてくるのを待つ。
「1番の方ぁー」
「はーい」
「4番の方ぁー」
「はい」
二人ともセットにした。うまく息抜きをしないと会社はやれない。
「恵子、これが夕飯なぁ」
「楽できていい。ありがとう^^」
「ああ。ホテル代は無いぞ😿」
「今日はどっちも疲れてるし・・しない日にしようよ^^」
「まあ、そうだな^^」
健全な日もあってもいいかもしれないと、考えた二人だった。
「まあ、アレは無しとして、普通の遊びをしようよ^^」
「何すんの?」
「スピード。」
「あのトランプの?」
「そう、恋人のためのゲームなんだぞう^^」
1時間、経過。
「やっぱしない?」
「だから、今日はダメ」
「しかたない。ひとりでしてくる」
トイレに向かう、まさひこ
男性は生理に近いので、放出がいるのだ。
そこのとこ、女性はしっていて欲しいのだ。
小学校からの付き合いの二人。恋人ではあるが、マブダチでもある。
一緒にプラモ作るとかして、恵子も男の遊びをしていたのだ。
それが30年も続くとは・・・縁なんだねえ。