おとり広告ってまだやってる不動産屋さんがあるんですね。
今、日本で流通している物件情報のほとんどはレインズという不動産会社だけが見れるインターネットのサイトに載っています。だからお客様がSUUMOなどで見て「この物件も見たいんです」って言う物件のほとんどが僕から紹介できます。でも先日頼まれた物件がレインズのどこにも無いんですよ。教えてもらった情報を見ると「媒介」って書いてあります。専任媒介や、専属専任媒介ではレインズに載せるのが義務ですし、おかしいんですよね。
一般媒介であれば義務ではないのですが、数社に売却を頼みますからどこかしらの会社がその情報をレインズに載せてるはず。
またその物件情報ってお客様が気になるくらいだから良さそうな事書いてあるんですよね。こちらはそれがどんな物件であるか知らないといけない。本当に良い物件なら僕が扱えなくてもお客様におススメしないといけないと思ってます。そんなたまにしか無いような良い物件がお客様が探してるエリアにあったらそればご縁ですから諦めるしか無いんですよ僕は。でもお客様がその物件を気にしたままでは先に進めない。
それで、良くない事とは思いますが僕の偽名のメールアドレスで問い合わせしてみました。
「メールで良いので住所だけ教えてください」
って。
そしたら送ったすぐ後に僕の電話が鳴ります。メールって書いたんですけど。その広告を出している不動産会社からです。とりあえず一旦スルーしました。この後にメールで住所を教えてくれれば良いんですけどね。向こうも疑ってるんでしょうね。こちらが本当にお客さんかどうか。そんな広告載せてるくらいだから他の不動産会社からも似たような探りが入ってるんでしょうし。そして次の日、僕の携帯に知らない携帯番号から電話。すぐにピンと来て、素知らぬフリして電話に出るとその不動産会社です。
「住所だけ教えてくれませんか?」
と言うと
「いやー売主様の荷物が片付いてなくて教えられないんです」
そんな話があるわけないでしょ?室内見るわけじゃない、売り地の問い合わせなのに(^◇^;)どうにかして会社まで呼ぶつもりです。会社行ったら「あの物件売れちゃったんです」って言うんですよこれ。
なんとなくこの不動産会社の魂胆が見えたので
「そうですか、じゃあ結構です」
というと
「他にも未公開の土地とかありますが知りたくありませんか?」
あー懐かしい(^◇^;)10年以上前の不動産屋さんの手口。どうですか?こんなセリフ言われると多少興味持ちますか?
完全にお客様引っ掛けて会社に呼び込もうとしてます。不動産会社が自ら売主として販売する物件はレインズへの掲載義務がありません。だから世の中の物件で一割くらいですかね?レインズに載らない物件があります。でもレインズに載せないという事は自社の営業力で販売しないといけないという事です。それなりに広告展開も必要になります。今回の物件みたいに僕が見つけられない程度な広告な訳がないんです。そして先ほど言った通り一般の売主様から預かった物件をレインズに載せていないなら宅建業法違反の可能性も高い。
この不動産会社がやってる行為になんの意味があるのでしょう?
架空の物件で騙して呼んだお客様に他の土地を紹介して成約に至る事もあるでしょうね。まぁたまには。目先の利益を追いかけて一番大切な事を忘れてる。でも20年前ならともかくこの先お客様が不動産会社とほぼ変わらない量の情報を手に入れられる時代です。昔ながらの手法でお客様を騙そうとしても見抜いてるお客様も多いはずですよ。そしてその時の不動産会社に対してのお客様がもつマイナスイメージは?
何よりタダでさえ一般の方から信用されてない不動産業界です。余計に信用を失うような営業方法はやめてください。だから財閥の名のついた不動産会社のネームバリューにばかりお客様が集まるんです。
皆さんも気をつけてくださいね。日本全国どこの物件でもレインズで調べられますので、怪しいと思ったら「中杉さんこの物件レインズに載ってます?」なんてメッセージくださいね。すぐに調べられますよ^_^
未来の不動産業界のためにそんなズルい不動産会社は淘汰されるべきだと思いますよ。僕が悪事を暴きますので是非ご相談ください^_^
今日のベストヒットなかすぎは吉井和哉さんがイエローモンキーを解散してドン底にいる時の曲です。歌詞にあるように、僕で良ければ必要としてください^_^
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました^_^