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媒介契約のススメ

写真は意味ありません。最近初めて行った近所の定食屋さんです^_^最近僕は媒介契約を頂く営業を任されています。媒介契約とは不動産を売ったり、買ったりする事を不動産会社に依頼しますよ〜といった契約です。そのうちの「売り」の依頼を募っています。そんなに複雑な話ではないのでご存知の方は飛ばしてもらって結構です。

媒介契約には3種類あります。

まず、一般媒介です。特に縛りはありません。複数の不動産会社に同時に不動産の購入、売却を依頼することができます。家を買ったことがある方いますか?契約書と重要事項説明書の脇に「一般媒介契約書」というものがありませんか?この売買を貴方の不動産会社に依頼しましたよ。という証なのですが形式張ってて嫌いなんですよね。売買契約の時にほんとついでのように契約する。売買の契約を交わしてるのだからもういらないでしょ?と思うんですが、どうでも良い決まりですよね。この契約は期間の縛りや不動産流通機構への掲載の義務など色々緩いです。ですがどこでも扱えてしまう媒介契約なので不動産業者も本腰入れて広告費をかけて物件の販売を行ったりはしてくれません。僕も一般媒介もらいました〜と言って会社に帰っても「へぇ」くらいの反応しかもらえません。ですので本気で売りたい方にはオススメしてません。

次は専任媒介という契約です。不動産会社は貴方の所にだけお願いしますね〜という契約です。僕がオススメしてるのはこれです。この契約を交わせば充分です。この契約はお客様が自分で購入希望者を探してきた場合は直接契約することができます。

もう1つは専属専任媒介といったものです。これは不動産会社は貴方だけ、もしお客様の親戚がその不動産を買いたいといってきたとしてもその不動産会社を介さないと購入できないといった非常に強いものです。お客様は自分で売る相手を探す事もできない。

先日、売却の相談を受けたお年を召したお客様がいらっしゃいました。お部屋は経年による痛みや汚れ、荷物も多く、とても一般のお客様に紹介しても買い手がみつかりそうもありませんでした。

そこで僕は弊社の買取額を社長に相談の上、絶対に他が提示してこないであろう額を提示しようと訪問したところ、そのお年を召したお客様はよその不動産会社にその専属専任媒介の契約を交わされていたんです。その不動産会社の営業力は大したものだと思うのですが、お客様のためになってない。おかげで弊社は直接そのお客様から不動産を買い取ることができません。おそらくその不動産会社は僕ら同業者の気配を感じて僕たちが買い取ることもできないように縛ってきたのでしょうね。良く字も読めないお年寄りに対してキツすぎる。

そしてその不動産会社を介してしまったら仲介手数料を払わないといけなくなりますので、お客様の手元に残るお金はだいぶ減ってしまうわけです。僕は甘いかもしれませんけど、お年寄りが不動産業者の餌食になっちゃったなぁ〜って思ってなんか暗い気持ちになったわけです。

もちろん専属専任媒介もらえれば、僕も会社から広告費など予算をもらいやすいので一概に全てがダメというわけではありません。その物件に合わせた媒介契約があるということですね。よくわからない方はいつでもご質問くださいね^_^


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