I LOVE JAPAN.〈59/1000〉

【ラジオ体操364日目】
『ニコチンレス生活85日目』

こんばんは。
2010年に想像した未来がとうとう現実味を帯びていることを目の当たりにして、焦っているコマリストです。


今日は『属国になるのは嫌だ。』というテーマで書いていきたいと思います。


私は、自分自身が生まれ育った国である日本が大好きです。


日本人であることに誇りを持っています。


皆さんはどうですか?


こんなふうに書き始めると、堅苦しい話をするんじゃないかと思われると思いますが、大正解です笑


12年前に父親と議論した未来の話が現実化していることを直接聞いて、モヤモヤした気分なのです。


今日は、中国に負けるのは絶対に嫌だというワガママ全開な内容でお届けしたいと思います。


日本大好きな皆様、共感して貰えたら嬉しいです。

12年前の議論

さて、12年間に何があって、どんなことを議論したのかということについて触れておきます。


12年前の2010年某日。
1968年から世界第2位を維持してきたGDP(国内総生産)において、中国に抜かれて3位に陥落しました。


戦後から高度経済成長期を経て、ものづくり大国として繁栄してきた日本。


ものづくりに関して言えば、中国という国を「安い労働力」として単純作業の外注先という扱いをしてきた日本。
#言葉が悪い
#語彙力無くてすみません


「日本、中国に抜かれ世界第3位に!」
当時、ニュースでも新聞でも大きく取り上げられていたことを覚えている人もいるかもしれません。


そんなニュースを目にした私と、当時日本でも有数の大企業の管理職だった父親のやり取りです。


コマ
「とうとう、日本が中国に抜かれて3位になってしまった。このままでは10年後は日本が中国の下請けになるんじゃないか?」



『何を言ってんだ。日本が中国に負けたなんて、数字だけの話を真に受けるんじゃない。


コマ
「どういうこと?」



中国は人口が多いから、GDPが高くなるのは当たり前の話だ。一人当たりのGDPで比較したら圧倒的に日本が高い。しかも中国の出してる数字は信用できないだろ。』


コマ
「そうなのかな。事実として日本の数分の1だった中国に抜かれたということに危機感を抱くべきだと思わない?」



『くだらない!どうせ3年も持たずに中国は破綻する。』
#こういう人多かった
#父親だけでは無い


若干曖昧になっている記憶を思い起こしながら書いているので、細かい表現は違うかもしれませんが、大体こんな議論でした。
#親子のやり取り
#まじめか


議論というよりは、私の懸念を伝え、父親の考えに一蹴されたというだけの話。


このまま話し続けても完全に平行線だろうなと感じたので、早々に撤退したことを覚えています。


あれから12年。
GDPで言えば、中国は日本の3倍。(1位のアメリカは日本の4倍)


このままいけば3年以内に、ドイツ・イギリス・インドあたりに抜かれて世界6位になってしまうでしょう。


世界1位のアメリカですら、経済に関しては中国の動向を気にしなければいけないというような状況です。


こんな現実を見ても、父親世代(60代)は危機感を抱くことはないんでしょうか。。

衝撃の事実

さて、私がこんな内容に触れようと思ったのには明確な理由があります。


今日の午前中にお話しさせて頂いた、自動車関連部品を製造している会社の社長Oさんとのやり取りの中で衝撃の話を聞いたんです。


12年前にGDPを抜かれて以降、もう一度中国を抜く日がいつかやってくるんじゃないかと期待を持って、情報にアンテナを立ててきました。


5年ほど前、最初は『芸術』の世界でした。中国のみならず世界的に見ても日本人は"安くて真面目に働く外注"として認識されているという情報が、メディアで報じられました。


ショックでした。
けれど、これはまだ序章に過ぎなかったんです。


2年ほど前、次は『IT』の業界でした。
中国人の若手エンジニアが就職先として憧れるのはアメリカのシリコンバレーで働くこと。それが叶わなければ、ヨーロッパへ出るか国内企業で探したい。


日本の大手企業に内定が決まった中国の学生に対して、両親は『国内IT企業で働いているお兄さんの半分以下だけど大丈夫か』と心配する。


こんな情報が流れ、再びショックを受けました。特に、これから先の経済を支えるIT業界で、これほどの差を付けられているということに関しては衝撃でした。


それでも、希望は持っていました。


日本はものづくり大国と言われた国です。日本には『自動車産業』がある。実際2021年の世界自動車販売台数は、トヨタ自動車が2位のフォルクスワーゲンを抑えて第1位になっています。
#国内製造業の2割
#基幹産業


そして、今日。
O社長から教えてもらったのは、そんな希望をぶち壊される内容でした。


O社長が営む会社は、創業者である父親の代から自動車関連部品を製造してきたため、内部事情に精通しています。


創業当時は、『難しい仕事』と『簡単な仕事』がセットで発注され、単価の高い難しい仕事で儲けを出すというスタイルだったそうです。


時の流れと共に、『難しい仕事』だけが発注されるようになり、『簡単な仕事』は人件費の安い中国に流れていくようになったそうです。


そして、現在。
難しい仕事はそのまま残っているものの、簡単な仕事が中国から国内に戻ってきた。


『技術流出を防ぐため。』などといった理由で隠されているけれど、本当の所は、中国の人件費の方が日本人よりも高いため、コスト削減のために国内生産に切り替えているだけだということらしい。


そうです。
すでに、自動車産業においても日本よりも中国の方が人件費が高いんです。


確かに、国内自動車産業事業者からすれば、仕事が増えるのでありがたいのかもしれません。


けどね、中国の会社の車を作る仕事も、外注先として日本企業が選ばれる現実が目の前だということです。


メイド・イン・ジャパンが素晴らしいなんて言われているけれど、世界各国のメーカーの下請けとして日本企業が選ばれるようになれば、全てがメイド・イン・ジャパンです。


品質では勝てる!


そう信じてきたけれど、その強みすら潰されてしまう日がもうすぐそこまで来ています。


本当にやばい。
すぐに何かできるわけではないかもしれませんが、危機感と焦りと悔しい気持ちに押しつぶされそうです。


日本が大好きだから、日本が再び経済大国と言われることに、何か一つでも貢献できるなら、そんな嬉しいことはありません。


そんな思いを抱きながら、仕事に臨んでいこうと思っていまーす。

じゃ、またね!

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