Enjoy♪凸凹ライフ<571/1000>
【ラジオ体操872日目】
【ニコチンレス生活593日目】
こんにちは。
人と話をすることは基本的に好きではないくせに、人と話をするためのスキルをたくさん学んで実践しているせいで、人と話をするのが好きな人だと勘違いされて話しかけられてしまうことに憤りを感じているコマリストです。
今日は『苦手を克服した先にあるもの』というテーマで書いていきたいと思います。
日本には、飛び級制度というものが存在していません。
このおかげで、全ての人が等しく同じレベルの学びの機会を得ることができるのが日本の義務教育です。
#これはこれで
#素晴らしいこと
この教育スタイルでは、全ての科目を平等に学び、伸ばすことが重要とされるので、一芸に秀でているスペシャリストよりも、幅広く対応できるジェネラリストが育ちやすい土壌だといえます。
このジェネラリスト教育を受けた状態では、社会人として働いた場合、会社員としては非常に優秀な存在になるけれど、経営者とは価値観が真逆の位置にあるというのが現実です。
#経営者は
#優秀である必要が無い
一芸に秀でたスペシャリストが、その一芸を磨き上げることで人から尊敬され、求められる価値提供者になる。
#それな
ジェネラリストは、組織のルールに準じた最高の成果を上げることは出来ても、自らルールを作る側にはなりえないということですね。
今日は、苦手を克服するような努力は日本人には響きやすいけど、自分が苦しくなっていくよね~というお話です。
日本型教育に対する愚痴ではないですよ~笑
凸凹よりもフラットを!
日本では、複数の科目でテストを実施して、点数に応じて成績を付けたり課題を与えたりするのが一般的です。
#金太郎飴
#美味しいけどさ
これは、言葉で説明するよりも実感して頂くのが早いと思う。
中学2年生のアキラ君。夏休み前の実力テストが返却されて、この結果を踏まえた夏休みの学習プランを立てるようにと先生から言われました。
アキラ君の点数が、以下の場合、あなたが親だったらどんなアドバイスをしますか?
テストの点数
国語・・98点、数学・・20点、理科・・82点、社会・・46点、英語・・100点
多くの学校や、親御さんはこの点数を見た時に、こんなアドバイスをしがちです。
「数学と社会の点数が伸びたら、もっと上位の高校が狙えるね!夏休みは数学と社会の勉強時間を確保することを軸に考えてみようか。」
あなたはどうでしたか?
もしかしたら、まったくもってその通りだと思うから、むしろ違うアドバイスがあるなら聞いてみたいと思ったかもしれません。
#教育の賜物
#そうやって育てられたからね
別にこのアドバイスが間違っているというわけではありません。
だけど、アキラ君の立場になって考えてみると、もしかしたら英語や理科、国語の勉強をしている時は楽しいと感じているかもしれません。
#数学と社会は
#楽しいと思えてるかな
楽しみながら勉強をして、得意な教科をより深く理解できるとしたらそれってすごく素敵なことだと思いませんか?
もしもそんな価値観をもってアドバイスをするとしたら、『夏休みの勉強は、好きな科目を中心にして、より深く理解するための時間にしよう!』となるはず。
#こんな親でありたい
凸凹がある状態ではなく、全ての教科についてフラットであることを良しとする風潮。
この風潮は、扱いやすい人間を量産するための戦後教育の賜物であって、私を含めてこのように育てられているので、何の違和感もなく子供たちに同じことを強要してしまう。
#当時は
#このほうが良かった
結果的に、この風潮はいまなお色濃く残り続けているということです。
苦手克服の先にあるもの
では、もしもこの日本型教育が100点満点の教育方法だったと仮定して、苦手を努力で克服する人を量産した結果起こることについて考えてみましょう。
すごくわかりやすい事例として、
こんなにもズボラだった私が、片付けコンサルタントとして活躍している!
みたいなコ〇マリさんのような成功事例が、日本型教育と相性の良いパターンです。
もともと○○が苦手だったけれど、自分でもXXができるようになった。一見すると素晴らしいことのように見えるし、多くの人の共感を集めやすい魅せ方だと思います。
#そりゃそうだよね
#そうやって育ったし
けどね、本当に○○が苦手で心から嫌いだと思っていたとして、これを克服して、さらにその先には克服したことをPRしながら苦手なものを武器としていく生き方を続けていくのって、正直しんどくないですか?
そもそも苦手で、嫌いなことなんです。
出来ることならやりたくないと思っていることなんです。
これを克服するために一生懸命努力している時間ってものすごくしんどくないですか?
#覚えてますか
#しんどかったあの時間を
それなのに、克服したところで、もともと〇〇が得意で好きだという人と同じレベルになるだけ。
#これが一番つらいよね
しかも、克服したら解放されるのかといえば、そんなことは無くて、その苦手を克服できたということを商品として売っていくわけなので、苦手で嫌いなことを仕事を辞めるまで継続し続けることになる。
#解放されたいのに
#自分で自分を縛る行為
そんな人生って、しんどくないっすか?
少なくとも私はそんな人生を生きていきたいと思えないので、好きなことを人よりも磨いて、得意に変えて、楽しみながら圧倒的な成果を出していく人でありたい。
#過去の自分へ
#早く気づかせてあげたい
息をするように苦手の克服が重要だと考えてしまっている人は、一度肩の力を抜いて、真剣に向き合ってみると良いかもしれませんよ。
じゃ、またね~!