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無計画な私<154/1000>

【ラジオ体操459日目】
『ニコチンレス生活180日目』

こんばんは。
思い立ったら後先考えることなく行動するタイプなので、計画を立てることとは無縁の人生を歩んできたコマリストです。


今日は『計画の重要性についての再考』というテーマで書いていきたいと思います。


何かを始める時に、必ず計画を立てるところから着手するという方はどの位いるんでしょう。


子供の頃から、夏休みの計画だったり、修学旅行の計画だったり、色んな場面で『計画』を立てることを推奨されます。


ですが、実際にはこんな計画など立てなくてもやるべきことを自発的に実施することは出来るし、追い詰められれば嫌でもやるしかありません。


ということで、私自身は計画を立てることなく学生時代を乗り切り、社会人になってからも計画を立てることなく過ごしてきたタイプです。


今日は、計画通りにいかないことが多いのであれば、計画を立てる必要などないというのは間違っているというお話です。


自分で言っておきながら、自分自身は超苦手な内容なので、しっかり活用できるようにするためのメモだったりします。

撮影されながらの考察

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つい先日、6月に実施するセミナーの告知用動画を作成するための撮影をしてきました。


撮影の直前まで、どんな内容の撮影を行うのか聞かされておらず、撮影当日に現地でこんなリクエストがあったんです。


撮影業者Kさん
『セミナーの内容に関する”キラーワード”を話しているシーンを撮影したいので、聞き役のYさんと3分程度の会話をして下さい。』


実は、6月に実施するセミナーの内容に関しては、ほとんど何も考えていません。


というのも、タイトルだけは決まっているということと、時間が40分しかないということもあって、ほぼアドリブで問題ないと考えているから。


そんな甘い考えでいたので、突然投げられた”キラーワード”という言葉に、正直何も思い浮かばず、焦りました笑


聞き役になってくれたもう一人の講師であるYさんから、質問を投げかけてもらい、これに応える形でキラーワードを絞り出す。


投げられた質問は、
・今回のセミナーを聞きに来る人に一番届けたいメッセージは何か
・セミナーの概要を教えて下さい


この質問に丁寧に答えながら、3台のカメラでなめまわすように全身を撮影され続けるw


とても特殊な経験でした。


でね、この質問に答えながらずっと考えていたのが、『計画の重要性』というキーワードだったんです。

計画の重要性

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計画の重要性について、あらためてセミナーに参加する皆さんに考えてみて頂きたい。


これが、私が今回のセミナーで最も伝えたい重要な内容です。


小学生に対するメッセージのようでもありますが、これは、特に何かしらのビジネスに関わっている経営者の方に向けたメッセージなんです。


というのも、ほとんどの中小企業では毎年のように事業計画を策定し、全社員に対して会社の方針を説明するようなことを行っていません。


経営者が、計画を立てるために時間を費やすことはほとんどない。


目の前の売上を作ることに精一杯だから
計画を立てられるような安定企業じゃないから
計画通りになどいかないから


これまで私は、色んな社長さんから、色んな”やらない理由”を聞いてきました。


ですが、事業が苦しくなった時や、反対に事業を大きくしていきたい時など、銀行からお金を借りたいと思った時、必ず求められるのが『事業計画書』です。


融資には必ず必要な書類だから、普段は立ち止まって自社を振り返る行為をしない社長さん達も、半強制的に自社の過去から現在、そして未来を見据えた内容を事業計画書の中に落とし込んでいきます。


そして、その内容が現実的であり、実現可能性が十分にあると考えられた時に、初めて希望している金額を借りることができる。


銀行などの準公的機関も、計画の重要性を知ってか知らずか、業務の中で社長たちに計画の立案を求めるのです。


もちろん私は大賛成。
お金を借りる時にしか計画を立てないのであれば、毎年のように借金をしてほしいと思うくらいです。


日常的な仕事に追われていると、立ち止まって自社のことを時系列で振り返る機会を失います。


事業計画書の中には、創業から現在までにどんなことを考え、どんなお客様と接し、どんな商品・サービスを提供し、どんな困難と闘い、どんな強みを蓄積することができたのかを棚卸して書き起こしていきます。


正しい現在地の把握と、実現したい明確な目的があれば、企業はどこまででも成長し続けることができると私は信じています。


その試金石となるのが、事業計画であり、これを作る過程も含めて”計画すること”にこそ最大の価値がある。


こんな風に考えているわけです。

計画が重要な理由

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こんな話をしていたら、とある若手経営者からこんな質問がありました。


「当社は最近、銀行から45億の融資を受けて、新工場の設立に臨んでいる。その融資の際にはもちろん事業計画書を提出しているし、内容的にはこの先20年分の計画だった。」


「ところが、1年が経過した現時点ですでに3年も前倒しで事が進んでいるし、上手くいっていない部分がたくさんある。こんな状態だからこそ、計画なんて意味が無いんじゃないかと思っているんだが、どう思う?」


実に面白い質問だと思います。


実際に、事業計画書を作成して、銀行側からOKをもらって、45億円の融資を受けたけれど、1年経過した時点で計画から大きく外れているから計画には意味が無いと考えている。


果たしてそうなのか。


この質問に対して、私は間髪入れずにこう返しました。


コマ
経営計画とは、人・モノ・金・情報といった経営資源をどのように投じてどのような成果を生み出すのかを考えるものです。計画通りに進んでいないのは、単純に計画が甘かったというだけのことではありませんか?」


「そもそも計画通りに進んでいなくてもいいんです。計画という基準があるからこそ、上方修正も下方修正も可能になるし、その後の経営判断が容易になるんです。ところでその計画を1年経過した時点で見直しましたか?」


私の回答に、大きくうなずきながら「見直しは出来ていない」と答えてくれました。


その様子を見てから、さらに私から伝えたのは、
「そもそも、現在の計画からのズレは、3年先のことを1年目で実行してしまったという良いズレです。計画を立ててゴールとやるべきことを明確にしたからこそ一気に進めることができたんですよ」


ここまで伝えると、
『私の考えが甘かった。本当に良いことを教えてくれてありがとうございます。コンサル費としてここの食事代を出させて下さい』


こんなありがたい御礼を頂きました。


私の日常を知っている人からしたら、『どの口が言ってんだ』と言われていまいそうです。


それくらい、無計画な人生を歩んできたから笑


これからは、計画の重要性を自分の心にも刻んで計画的な行動ができるように成長していこうと思いまーす。

じゃ、またね!

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