最高のコンテンツはどこにある?〈55/1000〉
【ラジオ体操360日目】
『ニコチンレス生活81日目』
こんにちは。
強みを仕事にするのが良いと言われているけれど、自分の強みは意識しなくても出来てしまう事なので人に伝えることが出来ないコマリストです。
今日は『体系化されているノウハウは弱みから出来たもの』というテーマで書いていきたいと思います。
強みを仕事に!
こんな言葉をどこかで聞いたり、見かけたことがあるという人も多いと思います。
自分の強みを生かして仕事をしている人の割合は、あまり多くないと言われていますが、実際のところはどうなんでしょう。
個人的には、今している仕事の中で自分のどんな強みを生かすことができるのかを考えることの方が重要なんじゃないかと思っています。
そして、それを認識して仕事に活かすことができている人は仕事が出来る人として評価されるという感じ。
今日は、最近『体系化されたコンテンツ』ということについて議論を重ねたAさんが話していた内容が面白かったので残しておこうという回です。
実際、こんな視点で、販売されている教材や講座を見てみると面白いかもしれません。
体系化されているもの
さて、先日お話をさせて頂いたのは、企業にマーケティングなどを指導する仕事をされている経営者のAさん。
この方は、専門家が集まるような公的機関にも在籍しながら、大小さまざまな企業の業績アップを支援されています。
そんなAさんと話をしている中で面白い話がありました。
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Aさん
「世の中で、体系化されたものを指導している人は、もともと自分が苦手としていたものを克服した内容をコンテンツにしてることが多いよね」
コマ
「どういうことですか?」
Aさん
「例えば、セールスについて指導しているコンサルタントたちは、もともとセールスに苦手意識があった人。みたいな」
コマ
「なるほど。セールスが得意な人がそれを体系化したわけではないと?」
Aさん
「得意な人は、自然体でできてしまうから、出来ない人が何でできないのか理解できないんだよ」
コマ
「ん~ということは、そのコンサルタントは強みを生かした仕事をしてるわけじゃないってことですね」
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やり取りとしてはこんな感じ。
この話を聞いた時、これが真実なら日本人らしい考え方だなと納得感がありました。
以前にも記事にしたことがありますが、日本の教育は「平均点を作る」というものです。
理科や数学が得意だけど、国語と社会が苦手な生徒に対して、苦手を克服することに時間を費やすような指導をするのが日本型の教育。
逆に、理科と数学が得意なら、国語と社会が苦手とか関係なく得意なものを徹底的に磨かせて、突出した成果を出すようであれば年齢を問わず大学へ飛び級出来るのがアメリカなどの先進国の教育。
どちらが良いとかではないですが、最近は後者が大切だと言われ始めているのも事実です。
とはいえ、現代の大人たちは日本型教育で育った方が多いわけで、自分が克服した苦手をコンテンツにするという発想になりやすいんだろうなと思ったわけです。
けど、これって幸せなのかな・・。
最高のコンテンツとは
さて、もしもAさんが言うように、「苦手を克服できたものが商品」として売られているとして、これは最高の商品と言えるのか。
個人的には、NOだと思います。
もちろん、苦手なものを克服して、そのまま磨き続けて圧倒的な成果に繋げるところまで高めた後に商品化されているのであれば別です。
ですが、勉強を思い出してもらえば分かると思いますが、苦手科目の点数を上げるのは至難の業で、たくさん時間をかけてもせいぜい平均点かその少し上くらいが関の山です。
#私が凡人だからかも
#天才は苦手がないはず
ということは、コンテンツ化されている苦手克服型商品は、平均点になるためのものであって、周りを出し抜くほどの実力を持ったものではない。
では、最高のコンテンツは国内に存在しないのか?
実はこれも、違うと思います。
世の中には2種類の商品が存在しています。
それが、「苦手克服型の商品」と「強み分解型の商品」の2種類。
そして、数としては圧倒的に「苦手克服型の商品」が多い。
#9割はこっち
では、初めて見る商品がどちらなのかをどうやって見分けたらいいのか。
これは結構簡単で、商品を紹介する際に「自分自身がかつて苦労していた」というストーリーを紹介しているものは苦手克服型です。
逆に、「自分は最初から上手くいった。このやり方を他の人に教えたら、他の人も上手くいった」という説明がされる商品は強み分解型です。
それ以外にも、「人間観察」が得意な人が、たくさんの成功者に出会って分析した結果、見つけた共通点!みたいな怪しいものに関しても、その謡い文句が真実であれば強み分解型です。
#言葉の通り
#詐欺商品にも使われる
だったら最初から強み分解型商品が多いアメリカのコンテンツを学べばいいじゃん!と思った方は、それも正解だと思います。
私の場合は英語が苦手なので国内にある数少ない高品質な商品を探す方法と眼力を養うしかないと思ってますw
じゃ、またね!