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資格とは<232/1000>

【ラジオ体操535日目】
『ニコチンレス生活256日目』

こんばんは。
80名強が参加するセミナーに登壇して、自分が持つ資格を『足の裏の米粒』とアピールしてきたコマリストです。


今日は『資格が盲目にする本当の強み』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは何かしらの資格を持っているでしょうか。


私の場合、仕事でどうしても必要だった証券関連の資格や複数のIT関連の資格、独立前に取得した中小企業診断士の資格を保有しています。
#資格マニア
#生かしきれていない


ですが、会社を辞めてからこれまでの間に、これらの資格が直接仕事に繋がった経験はありません。


特に中小企業診断士に関しては、企業側に伝えることすらない。
#銀行には効く
#免罪符


会計士や税理士、医師や弁護士など資格=職業みたいなものに羨望の眼差しを向けることもあったりなかったり笑


今日は、取得すれば食っていけると勘違いされる難関資格の危険な誘惑についてのお話です。


難関資格に挑戦しようと考えている人は、今一度考えてみて下さい。

公開コンサルティング

先日、久々にどっと疲れた社長さんとのミーティング。

このミーティングには、先方の社長はもちろんですが、私のビジネスパートナー2名が参加していました。


1人は私が受けている仕事の外注先として絶賛育成中のO君。


もう1人は、いつも経営者を私に繋いでくれているNさん。


今回も、このNさんからの紹介で設定された場でした。


そして、O君にとってはヒアリングから全てを対応するチャレンジ回。


既に何をやりたいかをNさん経由で聞いていたので、社長も内容を理解しているという前提で、いきなり質問するところから始めていきました。


ところが、社長としては内容については理解出来ていなかったようで、「押し売り」されているような感覚があったみたいです。
#私のミス
#申し訳ない


「そんな話聞いてないよ」
「めんどくせぇ」
「何でそんなもの見せる必要があるのか」


こんな言葉で、初対面の私達に対して警戒レベルマックスの社長


押し売りされる筋合いはない的なことまで言われたところで、黙っていようと思っていた私の我慢は限界を超えました。


『我々はあくまでも、会社を良くしたいと本気で考えている社長のお手伝いが出来ればと考えているだけ。』

『別に、こちらとしても無理にやって欲しいとは思っていません。』


”出来る限り穏やかに”
こんな気持ちで、なるべく丁寧に、ですがしっかりと、こちらの意図とプライドを伝えました。
#パートナーにはバレてた
#怒りが漏れてたらしい


私の言葉を受けて、少し引いた(落ち着いた)社長に対して、あらためて丁寧に1から説明をさせて頂くことにしました。


私の説明に、質問を挟みながらも真剣に聞いてくれる社長。


1つ1つの質問に丁寧に答えながら、こちらからもいくつかの質問を投げて社長の答えに集中します。


最終的に、社長自身が本当はこうしたいと思っている部分に焦点を当てて、その実現に向けて何を考えなければいけないのかを整理して伝えました。


結果、すぐに仕事には繋がりませんでしたが、割と気に入られたようで、職業観等について質問攻めに。


最後は、何となく仲良くなって、解散となりました。


スタートから終わりまで1時間半。まさしくギャラリー2名の公開コンサルティングになりました。

資格は万能か

この公開コンサルティングを終えて、O君と感想戦をしながら車で帰っていたところに、Nさんから電話が入りました。


電話の趣旨は、謝罪と質問。


謝罪については、説明が不十分で双方に不快な思いをさせてしまったということに関するもの。


これに関しては、こちらも良い勉強をさせて頂けたのでありがたいと返しました。


この後に続いた質問が今回のメインテーマです。


Nさん
「今日は目を覚まされました。本当に感動しました!私もあんなコンサルティングがしたいです。


コマ
『そうですか。それはありがとうございます。是非してあげて下さい。』


Nさん
コマリストさんが、持っている資格を取得したら私にもできるようになりますか?


コマ
『今日の話と資格は無関係ですよ。資格の勉強内容には本日のような話は出てきません』


Nさん
「そうなんですか。。既に資格を取ろうかと考えて資料請求をしていたんですが。」


実は、Nさんと初めて出会ったのは5年ほど前のこと。


Nさんは保険屋さんで、その中でも優秀とされるMDRT会員に認定されていました。


TOTにはなっていませんでしたが、飛び込み営業で新規開拓をし続ける姿は本当に素敵でした。


その頃に、この先どんな道を目指していったらいいと思うかと相談を受けたので、即答で『セールスコンサルタント』だと伝えました。


営業は不要になると言われる現代において飛び込み営業で法人顧客を獲得し続け、MDRTを獲得したという実績を持つNさん。


私を含めて、セールスが苦手な人は星の数ほどいます。


経営者の悩みの8割は集客やセールスなど売上をあげることです。


これまでの経験と実績を踏まえて、Nさんが先生として経営者の役に立てるのは『セールス』の一択。


何度もこれを伝えたのですが、何故かセールスという武器を使わず、別のことを始めたNさん。
#なんでなん


それから5年。
私の公開コンサルティングを特等席で見たNさんが口にしたのは、『資格を取ればできるようになりますか?』だった。
#耳を疑った


私がNさんに火を付けられなかったことが悪いのは分かっています。


ですが、国家資格が万能なものだと思い込ませてしまっている部分があるのも事実。


せっかく自分自身の中に最強とも言える武器があるのに、資格取得を求めてしまう姿は本当に残念なものに映りました。


資格は万能ではない。


もちろん資格の取得は悪いことでは無い。ですが、資格よりも重要なものから目を逸らしてしまったら、得られるはずのものが遠のくと思います。


今、取得を目指している資格は、自分自身をより輝かせるものなのか考えてみて下さい。

じゃ、またね!

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