断罪。私が好きなのは?<74/1000>
【ラジオ体操379日目】
『ニコチンレス生活100日目』
こんにちは。
正直者がバカを見るようなことが少ないのも日本の大好きな部分の一つだと思っているけれど、ここ2年で大きく様変わりしてきていることに悲しい気持ちになっているコマリストです。
今日は『素直すぎて損してる人を愛おしく感じる』というテーマで書いていきたいと思います。
なかなか収まってくれない感染症。今は我慢しようと言いながら、早2年以上が経過してしまいました。
さすがに2年も我慢が続くと、痺れを切らしてしまう人がいるのもしょうがないことだと思います。
特に苦しめられていると言われている飲食業や、観光業を営む人の中にも、公的機関からのお願いに従う人と無視する人が出てきています。
これを客観的に見て、どう感じるかは個人の自由だと思いますが・・。
今日は優しい人が損をしてしまう社会になってきている現状を見て、今私が感じている事を言葉にしつつ自分を断罪しておこうという回です。
何が正解かなんてことは無いと思うので、自分はどう考えるかという視点で読んでもらえたら嬉しいです。
通常営業の焼き肉店
つい先日、蔓延防止重点措置が発令され、地域独自の非常事態宣言も出ている中でも変わらず営業を続けている焼き肉店で食事をしました。
この焼き肉店は、今回だけでなくこれまでの休業要請もスルーして通常営業を続けてきたという少し変わったお店です。
このお店のように、休業の要請をスルーして通常営業をしているお店が全国的に増えてきているということは皆さんもご存じのことだと思います。
#利用者がいるから
#お店だけが悪いのではない
さて、この焼き肉店の対応に対して、皆さんはどう感じるでしょうか。
賛否両論あると思います。
私は営業している事を知っていて、このお店を利用しているので否定する権利など持ち合わせていません。
#罪があるなら同罪です
では、この焼き肉店の売上はどうなっていると思いますか?
はい。想像した通りだとは思いますが、コロナ渦で売上を右肩上がりに伸ばしています。
もちろん、美味しい肉と料理、徹底したサービスの提供というお店としての努力も怠っていません。感染対策として、消毒・検温などお店として出来ることはすべて実施しています。
それらの店としての努力が売上に貢献しているということは言うまでもありませんが、それ以上に『他のお店が営業していないこと』が売上拡大を牽引していることは事実です。
当然ですが、このお店の対応を「非常識だ」と感じている人達がそれなりに存在していて、クレームの連絡もお店には入っていると思います。
つまり、一部のお客さんから嫌われてしまうリスクを承知の上で、それでも外食したい(酒を飲みたい)お客さんの要望に応え、従業員の生活を守ろうと通常営業を断行したということ。
さて、非難されるべきはお店の対応なのか、そのお店を利用する客なのか。それとも、非難されるべき人など存在しないのか・・。
ただ、少なくとも「安い・早い・美味い」に加え、サービスレベルの高さや雰囲気、体験などといった飲食店の差別化要素に『コロナ禍で通常営業する』ということが加わってはいけないと思います。
皆さんはどう感じますか?
優しい人が損をする社会
さて、読んでくれている人から嫌煙されそうな内容を書いているのには理由があります。
それは、この記事の内容について、メンターのコマさんと議論をしたから。
その議論の中で感じた私自身の罪も含めて、言葉にしておこうと思ったという感じです。
議論の中で、
「”お願いを無視している状態”とはこれまでの社会でいうところのどういう行為なのか」という話題になりました。
とても分かりやすいので、私が例に出したのは「女性専用車両」。
女性専用車両とは、お願いベースであり、男性の利用を法的に規制しているものではありません。
『女性専用車両は、あくまで鉄道会社それぞれが任意導入しているものであり、女性以外でも乗車は可能』との見解が示されています。
参考元:2016年報道資料|総務省
『ご協力をお願いします』と呼びかけているのみで、必ずしも男性客の乗車を禁止しているわけではない。
参考元:女性専用車のご利用について|JR東日本
今回の自粛要請についても、自粛は義務ではないけれど、感染症を抑えるために協力をお願いしたいというものです。
お願いベースであるという点において、同じですよね。
つまり、自粛要請をスルーして通常営業しているお店も、そのお店を利用して飲酒を楽しんだり休業要請の時間を超える飲食を楽しむ行為も、男性が女性専用車両に乗るのと同じだということ。
女性専用車両に乗ることは許せないけど、自粛を無視して飲食するのはしょうがないというのは矛盾してるよね。という話。
他にもお願いベースで言うと、障がい者優先席や障がい者優先駐車場に平気で座ったり駐車する行為を容認するのと同じことでもあると言えます。
こんな話をしながら、自分自身の飲食行為を断罪していったドエムな議論でした。
決して「女性専用車両に乗りたい」という願望の話ではありません!
お願いを聞き入れて、痴漢被害者を出さないことに協力したり、障がいのある方を優先するという優しい気持ちを持っている人が多いこの国が、私は大好きです。
けれど、そのお願いを無視した人が得をしてしまうような社会になってしまっているのも事実であり、私自身も共犯者です。
政府の対応が悪い。
企業の対応が悪い。
ルールを守らない人間が悪い。
他人を責めるのは簡単です。
ですが、何も生み出しません。
大切なのは、自分自身が何を信じ、どんな信念を持って行動するのか。
今一度、自分自身の行動や言動を振り返って、大好きな人たちが損しない大好きな日本人に戻る努力をしていかないといけないなと、反省しながら、ルールやお願いと向き合いたいと思います。
皆さん自身はどう考えますか?
じゃ、またね!
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