
もう後がない。
【ラジオ体操100日目】
こんばんは。
自称アニヲタで、全てのクールのアニメを一通りチェックする習慣を5年近く続けているコマリストです。
今日は『絶望感』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんは、日本といえば〇〇と聞いて、何を連想されますか?
私の場合は”ものづくり”と”アニメ”の2つ。
#他にもあったら教えて
この2つのうち、ものづくりについては、もはや過去の栄光だと言わざるを得ないほど各国の企業に追い抜かれています。
といっても、職人の技術力という意味では、少しだけ優れているのかもしれません。
けどね、”売る力”で圧倒的に負けているのでどれだけ良いものづくりをしていても、買い手に届いていないというのが事実だと思います。
でもね、もう1つの”アニメ”だけは、世界のどこにも負けていないと思っていたんです。
そして昨夜、情報番組で衝撃的な情報を知り、絶望感を感じてしまいました。
情報番組の内容
情報番組で紹介されていたのは、中国浙江省杭州市の山あいに出来た”中国原作アニメのテーマパーク”が今月1日にオープンしたというもの。
紹介されていた映像はプロジェクションマッピングやMRなど、最新技術をふんだんに盛り込んだテーマパークの様子でした。
#中国はIT大国
#日本は足元にも及ばない
驚くことにこのテーマパークの大きさは、最終的に東京ドーム960個分もの超巨大テーマパークになるとのこと。今、中国アニメの市場は3兆円規模で、世界中が注目している。
このテーマパーク内は、アニメの世界観をそのまま再現したものとなっているそうで、アニメ好きのコマリストとしても気になるニュースです。
そして、何よりもこのニュースを見て私が感じたのは”日本のアニメが抜かれる”という絶望感でした。
絶望感の裏付け①
なぜ、テーマパークのニュース一つで、日本のアニメが抜かれると感じたのか?これにはいくつかの理由があります。
どうせ、クオリティが低いんでしょ?
とか思っている人もいるかもしれませんが、中国アニメ原作のアニメ映画は日本でも上映されていて、その中の作品制作には日本を代表するような製作スタッフが関わったものもあります。
つまり、ジャパンクオリティの中国産アニメですね。この流れ、実は過去にも同じ経験をしています。
それは、ものづくり産業における逆転が起きた時のこと。”メイドインチャイナは品質が悪いから大丈夫”なんて言っている日本国民を尻目に、中国企業や韓国企業がどんどん伸びていって、あっさり抜かれました。
日本を代表する家電メーカーも買収されたりしたので、記憶に残っている人も多いと思います。
あの出来事、実際の製造現場では日本人エンジニアがたくさん活躍していて、日本人の設計した製品もたくさんありました。
けれど、発売元は中国のメーカーです。売れれば売れるほど、日本メーカーを脅かしただけ。
あの時と全く同じことがアニメ産業でも起きていて、このままいけば(というより現時点で)日本の宝であったアニメは、中国に抜かれることになる。
絶望感の裏付け②
このままでは確実に中国に抜かれると感じたのには他にも理由があります。
二つ目の理由は、中国が国策としてアニメを盛り上げようとしているということ。
今、中国ではアニメ業界の製作会社に対して法人税等の税制優遇を図っています。さらに、夕方17時以降は海外アニメの放映を禁止しています。
#やり方がえげつない
#人口14億人の力
ここまで、国をあげて産業を盛り上げようとする動きは、日本では考えられないですよね。
そもそも、日本には日本アニメを原作とする作品のテーマパークなど存在しません。
#鬼滅のテーマパークとか作ればいいのに
人口14億人を抱える国が、国をあげて一つの産業を盛り上げようとする。これは世界中が注目せざるを得ないし、ここに注目しているのは日本企業も同じです。
数の力。一致団結したって到底かなわないのに、こちらは団結することなく、中国は団結している。そりゃ、勝ち目は無いです。
まとめ
今日は『絶望感』というテーマで、昨夜情報番組を見て知った中国のアニメ業界の盛り上がりが、日本の宝であるアニメを脅かすどころか抜かれてしまうであろう絶望感を感じたことについて書いてきました。
私は個人のビジョンとして「中国に勝つ」ことを掲げています。
これは決して中国が嫌いだからではなく、日本が大好きで誇りを持っているから。
けれど、ものづくりでも抜かれ、ITでも抜かれ、とうとうアニメでも厳しい状況に立たされている。こんな現実を受けて、正直ショックを感じています。
日本国内ではコロナの影響を抑えることや、保障への税支出にてんやわんやして、”テーマパークは無観客開園を”なんて指示を出したことがニュースになっているという低レベルな状態です。
#USJからツッコまれてた
#さすがに頭がおかしい指示
一方で、中国では何万人規模の集客を見込むテーマパークを5月1日にオープンさせている。
この差を生んだのは、感染症拡大初期の厳格なまでの対策の違いが大きいことと、そもそもの国民性の違いもあると思います。
#ロックダウンや検挙など
#日本の対策は甘すぎた
オリンピックという用意されたビッグイベントの開催権を獲得したことに沸いて、無理やりにでも開催しようとしている日本。テーマパークと言えばディズニーやUSJなど、外国からの輸入作品のものが強い日本。
これと比較して、自国で製作された作品を盛り上げるために国策として取り組んで、完全オリジナルのテーマパークを立ち上げ、新たな市場を自分たちで作り上げた上で世界中から注目を集めている中国。
このままじゃ、全て持っていかれる。。
日本と言えば○○。私にはもうネタが無い。。
日本は何で世界と戦っていくのか。他国のやり方を批判して自己満足に浸っていられる状況じゃないことに早く気づいて、国をあげて動かなければ、近い将来、本当に私の大好きな日本は、アジア最下位の経済後進国に成り下がってしまう。
#めちゃめちゃ嫌だ
私にできることは何かないだろうかとモヤモヤしながら、考えうる範囲で、個人的な挑戦を続けていきます。
じゃ、またね!