バカの進化
「昔はバカって悪口だと思ってたけど、最近は良い意味で使われることも多くなったよね」
先日、会話の中でこんなことを聞きました。
これ、めちゃめちゃ面白いなと思ったのです。
スティーブ・ジョブズも
『Stay hungry,stay foolish』
という名言を残しており、ご存知の方も多いと思います。
「バカ」を辞書で調べると、
『愚かなこと。社会の常識に欠けていること』
といういわゆる”昔”の意味だけが出てきます。
では、何故この言葉が”良い意味”として捉えられるようになったのか?
この辞書の意味の中にヒントとなるキーワードが入っています。その言葉は”社会の常識”。
インターネットの普及によって、情報の流通量が飛躍的に増加したことで、本当にめまぐるしく社会が変化し続けている現代社会。
毎日のように新しい言葉が生まれ、新しい価値観が生まれ、それと同時に古い言葉や価値観が荒廃していく中で、「社会の常識」は本当に普遍のものだと言えるのでしょうか?
少なくとも、私はそう思っていません。
というより、「常識」という言葉は「忙しい」という言葉の次くらいに嫌いです。
そもそも常識は誰が決めるのか?
そもそも常識って人それぞれじゃないのか?
と考えているわけです。
まぁ、その結果『変わり者』とか『変態』とか言われるわけですが・・(笑)
#ただの変態です
#大正解
少しだけ考えてみてほしいのです。
「常識に囚われている人」
「常識をぶち壊す人」
どっちがワクワクしますか?
もしかしたら、言葉の選び方がずるいのかもしれません。けれど、常識を重んじる人に対して「真面目」だとか「紳士的」などの、イメージを持つ人はいても『ワクワクする』という人はあまりいないと思います。
そして、歴史を遡ってみても、新しい時代を築いてきた偉人と呼ばれる人達は一様に「常識をぶち壊してきた人」ですよね。
これは、私個人の話でもありますが、新しい事を始めるかどうかの判断基準のひとつに「ワクワクするか」というものを入れています。
というのも、私は人一倍飽きっぽい性格なので、自分がワクワクしないものを続けられないということを知っているんです。
価値観を押し付ける訳では無いですが、人に何かを提供する時も同じで、自分がワクワクしないものを誰が楽しんでくれるのか?という感じでつまんないものを切り捨てます。
もちろん、入口と出口がワクワクすることであっても、中身はコツコツ地道にやらなければいけないことが沢山あることは百も承知です。だからこそ、大切にしているんです。
話がアチコチしましたが、「バカ」の捉え方が変わってきている理由を考えてみると、
・常識が通用しない場面が増えてきた
・時代を変えてくれる”誰か”に期待が集まっている
ということではないでしょうか?
つまり、それだけ『不安』や『不満』を感じる人が増えてきているということ。
今年は特に色々とあったので、こんな感情を抱えている人が増えてきている傾向があって、その結果として「バカ」への期待が高まっている。
年の瀬の良いタイミングなので、来年こそは飛躍の年にしたいと考えている皆さん!
自分が「常識だと考えているもの」をピックアップして、これを否定することから始めると、面白いことになりそうな予感がしますね。
最後に、私が大切にしている面白い言葉を書いて締めくくりとします。
『世の中の賢い人達は、理路整然と”やらない理由”を語る』
どうせ1度しかない人生です。
盛大にコケても、死ぬわけじゃない。
笑い話にできる日は必ず来るから安心して、バカになりましょう!
ということで本日のまとめ
・「バカ」という言葉の意味
・時代が求めているもの
・バカになろう!