トラウマっていうんじゃ・・[後編]
【ラジオ体操81日目】
こんにちは。
努力が報われた瞬間のあの感動が忘れられなくて、新しいチャレンジが癖になっているコマリストです。
今日は『青春時代』というテーマで、昨日に続き、学生時代の部活動の話について書いていきたいと思います。
どれだけ頑張っても越えられない壁ってありますよね。
絶望的に高いなら諦めもつくのですが、あと少しで手が届きそうだと思えるような壁であるほど厄介です。
努力は報われる。
これは、努力しているのになかなか報われなくて諦めそうになっている人を、モチベートするための言葉。
この言葉だけが先行していて、報われる前にある死ぬほどきつい期間があまりフォーカスされていないように感じます。
何度も折れそうになりながら、死ぬほど努力した経験がある方なら、現実はそんなに甘いものじゃないということを理解していると思います。
今日の後編は、鬼監督の指導の元で死ぬほど頑張った私たちの世代の結末のお話です。
地区大会でも上位になれないところから、どうなっていったのか。
結末はもちろん、その過程なども楽しみながら読んでみて下さい。
先輩世代の最後の夏
さて、まずは先輩世代が迎えた最後の夏の大会のところから。
日々の厳しい練習メニューをこなして、3年生まで残った先輩世代は5人。この世代の新入部員は26名だったので、大半が退部していました。
ご存知の通り、中学校のバレーボールは6人制です。ということで、レギュラーには2年生が含まれていました。
#1人足りなかったんだね
気になる結果はというと、地区大会で優勝、県大会ベスト8。春の大会から変わらない成績で先輩世代の夏は終わりました。
私はベンチから試合を応援していましたが、最後の試合が終わった瞬間、泣き崩れる数名の先輩方を見ながら、モヤモヤしていました。
”あれだけの努力をしても、結果は変わらないのか”
声を枯らして、一生懸命に応援をしていた私でしたが、終わった瞬間から帰路に着くまでの間、ずっと気持ちが晴れないままでした。
先輩世代の最後の夏が終わったということは、いよいよ私たちの世代が中心になる1年が始まるということ。
もちろん休みなんてものがあるはずはなく、翌日からいつも通りの厳しい練習が再開されます。
いつもと少しだけ違ったのは、先輩達が練習にいないことと、キャプテンを決めるミーティングが実施されたこと。
その日のうちに、新キャプテンが決定して、新入部員20名と私たちの世代8名で新体制がスタートしたのです。
最初の大会
さて、新体制になってから2ヶ月。私たちは最初の大会に出場します。
新しいレギュラーチームでの試合は、実は2回目。春に新人戦が行われているので、その時とほとんど同じメンバーでの試合となります。
ちなみに、新人戦の成績は地区大会3位、さらにもう一段階上の地区大会でも3位。県大会には出場出来ていません。
ちなみに私たちの地域の試合を整理すると、郡大会(地区)→〇〇大会(地区)→県大会→東海大会→全国大会という感じです。
なので、2回ある地区大会の順位は全く同じだったということ。県大会に進めるのは地区大会の上位2校だったので、私達は新人戦を地区大会で終えています。
で、秋の大会がどうだったのかと言うと、新人戦と全く同じ結果に終わっています。
地区大会3位止まり。ここが私達の世代のスタート地点です。
私たちの世代における、この地区の上位3校はなかなかレベルが高かったようで、最高のライバル関係を継続しつつ、後に県大会でも結果を残す事になるのです。
ライバルとスパルタ
秋の大会で悔しい思いをした私達ですが、一息つくことも無く、再び厳しい練習が再開します。
そして、何とこの地区大会の3校で何度も集まって練習試合が組まれます。
月1回以上のペースで互いの成長を目の当たりにしながら研鑽に励む。
ある意味効率は良いですが、相手よりも1分でも長く、1つでも多く練習したいという気持ちが生まれるので、当然のように練習時間は長時間に及びました。
少し話は逸れますが、これだけ必死に取り組んでいても鬼監督ぶりは健在で、練習中にレベルの低いミスをしたり、疲れて休んでいたりすると、怒られるのはもちろん、職員室に帰ってしまったりします。
こうなると、休み時間に全ての部員が職員室前に整列して、職員室に謝罪に行っているキャプテンを待つ。
こんな光景は週に何度もありました。
#キャプテン可哀想
厳しい練習と、選手としてだけではなく人としても超絶スパルタでの指導を受けながら最後の夏に向けて、全力疾走していくのです。
最後の夏
さて、そんなこんなで最後の夏を迎えます。
先に結果だけ書いておきます。
郡大会2位→〇〇大会優勝
→県大会準優勝→東海大会ベスト8
全国大会出場は逃したものの、中学校始まって以来の成績を残すことが出来ました。
この結果、注目なのは郡大会で2位なのに、その上の大会で優勝しているというところ。
本当に最後の最後で、ライバルを超えることが出来たんです。
実は、県大会でもこのライバルと対戦していますが、大差をつけて勝利しています。最後に急激な進化を果たしたということですね。
そして、県大会のベスト4には私達だけでなく、このライバルも含まれています。
驚くことに、県大会ベスト8のうち、私達の地区の学校が4校を占めていました。
後日談ですが、この成績を受けて、翌年の地区大会から県大会への出場枠が2校から4校に増えたみたいです(笑)
このメンバーで全国へ!
最後の夏に臨む時に、メンバーで誓った約束は果たすことが出来ませんでした。
私達が負けた相手は、東海大会を優勝して全国へ行きましたが、このチームから1セット奪取したのは私達だけだった。それだけが救いでもあり、悔やまれる部分でもありました。
こうして、私たち世代の戦いは幕を閉じたのです。
厳しい部活から解放されて、金髪に染めた私が補導された話は内緒です。
まとめ
今日は『青春時代』というテーマで、前編に続いて私の部活動での話を書いてきました。
苦しい時期を共有したからこそ、強い絆で結ばれるということってあると思います。
この後、高校へ進学した私は、バレー部からもお誘いを受けますが、”あのメンバーとでなければ”という気持ちが強くて、入部しませんでした。
社会人になってからはメンバーと会うことも無くなってしまったんですけどね。
死ぬほどキツくて、鬼監督の反応を気にしながら、共通の夢に向かって必死に頑張った部活。
これがあったから、今の私は頑張れるんだろうなと思わせてもらえる場面が何度もありました。
スポーツに本気で取り組むこと。
ここから私が学んだのは、人生を強く生きていくための姿勢と精神力でした。
何だかあの頃を思い出したら、何か新しいスポーツに挑戦したくなってきました(笑)
enjoy sports!!
じゃ、またね!