本当は怖いオブラート<325/1000>
【ラジオ体操627日目】
『ニコチンレス生活348日目』
こんにちは。
他人に嫌われることが怖くて、言葉を慎重に選ぶように気を付けてきたけれど、そんなことで嫌われる相手とは結局うまくいかないと気づいたコマリストです。
今日は『オブラートに包むのは優しさではない』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんはオブラートを知っているでしょうか。
苦味のある薬や散剤など、そのままでは飲みづらい薬を飲みやすくするために使う透明のシート状のやつ。
#説明が
#雑すぎる
【オブラートに包んで伝える】という言葉を知っていても、オブラート自体を知らない人って意外と多いんじゃないかと思います笑
オブラートは、コミュニケーション技術のことではなく、デンプンでできた透明のやつのことです。
#お前の商品じゃない
#ドヤ顔すな
ところで、コミュニケーションスキルとしての『オブラートに包む』って、本当に重要なことなんでしょうか。
今日は、きつい言葉を避けることで、相手にあまり刺さらない状態を生むのは優しさではなく罪だというお話です。
ドストレートに伝える人って嫌われがちだけど、実はめちゃめちゃ優しかったりすると思うんですよね。
オブラートって必要?
さて、まずはオブラートに包むという言葉の意味から少し考えてみようと思います。
冒頭で説明した通り、オブラートというのは”そのままでは飲みにくい薬”を飲むために作られた製品です。
ということは、当たり前ですが、オブラートそのものには病気を治す成分も、痛みを抑える成分も入っていません。
つまり、あったら飲みやすいけど、本来は無くても問題ないものだということ。
そして、重要なのは、オブラートに包んだとしても結局苦い薬や飲みづらい薬を飲むということに変わりはないということ。
めっちゃ当たり前のことをあらためて書いているので、何を言ってるんだと思うかもしれませんが、コミュニケーションにおける『オブラートに包む』って、意外と勘違いされてるんじゃないかと思うんです。
#意外と
#気づいていない
よくあるのが、オブラートに包んで伝えているつもりが、オブラートの中身が薬ではないものにすり替わってしまうパターン。
日本人特有かもしれませんが、『察してね』みたいなやつの多くがこのパターンに当てはまってしまうと思います。
オブラートは優しさではない
例えば、営業成績の悪いセールスマンがいたとして、次に目標達成できなかったらクビになるという状態に追い込まれていたとします。
このセールスマンが事実を知らされていないとして、皆さんが上司だったらどう伝えますか?
直接的な言葉を使えば、
『このままの成績が続いて、次も目標に届かなかったらクビになるぞ!』という感じです。
これをオブラートに包むと、
『ウチの会社は成果を上げていない社員に厳しくて、〇回連続で目標未達になると罰則があるから頑張ろうね!』みたいな感じでしょうか。
この伝え方、私が言われる側だとしたら、ヤバいな~とは思うものの、日本だし、クビを切られることはないだろうと考えると思います。
さて、もしも次回未達で終わってしまったとして、解雇予告通知を受け取ったら、このセールスマンはどう思うでしょう。。
#私なら
#上司と会社が嫌いになるかも
ちなみに、この伝え方はギリギリ及第点のライン上くらいかなと思いますが、嫌われたくないという考えから、もっと遠回しな表現を使う人もたくさんいます。
#本当に多い
『前に退職した○○さんっていたでしょ。彼の本当の退職理由知ってるか?実はな、営業目標未達が続いていたから”自分は向いてない”と感じて辞めたんだよ。』
例えばこんな感じ。
これ、完全にアウトです。
直接的に伝えないことで傷つけないような配慮なのかもしれませんが、恐らく全く伝わっていません。
もちろん悪気があるわけではなく、上司の想いとしては、『お前も危ないぞ。察しろよ!』みたいな感じだと思います。
#日本人らしい
#察するのって難しいよね
だけど、この伝え方で本人に危機感が生まれなかったとしたら、次の目標も未達で終わった時に上司に『何で言ってくれなかったんだ』と思うのではないでしょうか。
オブラートに包むことは、優しさだと考えている人が多いですが、このようなケースでも、本当に優しい言えるでしょうか。
#優しさとは
少なくとも私なら直接的な言葉を伝えてもらって、『分かってんだよ!クソ上司が!!』と思いながらも、必死になって目標を達成した方が良い。
もちろん、目標が達成できなくても、しっかり伝えられた上で達成できなかったのは自分だから、受け入れることが出来ます。
#自己責任
#逃げ場はない
こうしてくれる上司の方が圧倒的に優しいと思います。
相手のためを思ってオブラートに包んでいるつもりが、自分が嫌われないためにオブラートを利用しているだけになっていないか。
本当の優しさとは何なのかということについて、あらためて考えて、今自分が嫌われることよりも相手の未来を本気で考えた発言が出来る人になりたいと思う。
#これが優しさ
ということで、これから私とコミュニケーションをとる場合、きつい言葉を使うこともあるかもしれませんが、意図的にそうしているんだということに気づいて下さい。
という言い訳を先にしておきます笑
じゃ、またね~!
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