パクリって悪なの?<268/1000>
【ラジオ体操571日目】
『ニコチンレス生活292日目』
こんばんは。
音楽チャートやアイドルを見ていると、みんな同じに見えてしまうので、自分のおじさん具合に嫌気がさしているコマリストです。
今日は『パクることを否定した結果』というテーマで書いていきたいと思います。
中国人はすぐにパクる。
パクったものを自分たちのものとして売りだすなんてズルい。
こんな言葉が使われて、日本のニュースやネットの記事で、中国のテーマパークや商品を批判していた時期があります。
皆さんも、わりと記憶に新しいのでは無いでしょうか。
私はこういった情報を見ても、法律を犯していないので、何が問題なのかよく理解出来ませんでした。
#今でもよく分かっていません
#何がダメだったのか
あれから数年。
今の日本は、ファッションも、化粧も、アイドルも中国や韓国のパクリばっかりな気がするのは私だけでしょうか。。
しかも堂々と韓国風〇〇みたいに書いてたりするし。
#自分がパクるのは
#OKなのかな
今日は、否定的な意見は未来の選択肢を狭めるから気をつけた方がいいよねというお話です。
日頃から批評することが癖になっている人ほど注意が必要だと思います。
パクるのは悪いこと!?
今でも、色んな方と話していると、誰かのやり方やプロダクトをパクるのはカッコ悪いという言葉を耳にします。
皆さんは、誰かのパクリみたいな商品、サービス、作品に対してどんなイメージを持っているでしょうか?
勝手なイメージかもしれませんが、
『パクリ=悪』みたいに考える人が多いように感じています。
確かに、毎回0から創り出して、ヒットを生み出すことが出来たらすごいと思います。
けれど、そもそも私達は1を10にする方が得意な国民性を持っている。
#教育的に
#新しいことを嫌う
ということは、苦手なのに、新しいものを生み出すことの方が価値が高いと思い込んでいるということ。
これってかなり不健全な状態だと思いませんか?
実際、新しい製品やサービスのうち、9割以上が過去にあったものの改良版か組み合わせで作られています。
つまり、見る人が見れば「パクリ」だと感じるものが溢れているということ。
このひとつひとつに、「パクリはダメだ!」なんて反応してたら、何一つ新しいものを取り入れられませんよね。
これだけ書いておいて、あらためて言う必要は無いかもしれませんが、パクリは悪ではありません。
権利として保護されているものを模倣して、自分だけメリットを得ようとする行為はもちろん悪です。
けれど、私達が「パクリじゃね?」と思うほとんどのものが、権利を犯すような模倣をしていません。
#事実です
#調べてみて
もし、権利を犯しているようであれば、本人が何かしらの訴えを起こしています。
となると、権利を持つ本人が許しているパクリ未遂を第三者が批判するのは、ホントに意味が無い行為です。
そして、何より問題なのは・・。
批判が狭める未来
パクリを悪だと批判してしまうことの無意味さについては知ってもらえたと思います。
けれど、本当に問題なのは別の部分にあります。
それは、
「パクリは悪だ!」みたいなことを言ってしまった結果、それが流行した時に取り入れづらくなるということ。
分かりやすいように、似たようなケースで説明してみます。
人は、自分の知らないものを疑ったり、否定したりする傾向を持っています。
なので、まだ世の中に浸透していないサービスを否定的な目で見る人が圧倒的に多い。
例えば、クラウドファンディング。
このサービスがスタートした時、
個人が人からお金を集めて目的の為に使うのは良くない!みたいな意見がありました。
けれど、今となっては国が推奨するレベルのサービスに育っています。
では、サービス開始当初、SNS等を活用して、寄ってたかって批判的な意見を発信していた人は、早い段階でクラウドファンディングを導入できたでしょう?
答えはもちろんNO。
批判的な意見を発信し、それをフォローしている人達と繋がりを作っている状態では、難しい。
周りが当たり前に使うようになってきて、そろそろ批判もしていられないという状況になってからコッソリ導入するしかない。
ビジネスはスピードが命です。
自分の発言で、選択肢を減らし、スピードを落とすような行為は自分の首を絞めるだけ。
ちなみにこれは、私が色々と学ばせて頂いている西野亮廣さんが、昔から話している内容でもあります。
自分自身がトップランナーとして、実践する中での経験を共有してくれているので説得力はハンパないです。
さて、話を戻しますが、パクリを悪だと批判する行為も同じく自分の選択肢を狭める危険性があります。
特に最近は海外の文化や製品を模倣したような商品が増えているので、過去に特定の国をディスっていたりすると、これらの商品を選択肢に入れづらい。
結果、流行について行けなくなってしまうことも考えられるし、ビジネスモデルの中に入れなくなることも起こりうる。
何かを目にしたり、耳にした時。
どんな理由であれ、批判的な意見を言いそうになったら一旦冷静になって考えてみてほしい。
その発言が、自分の未来の選択肢を狭める可能性は無いか?
これで選択肢が無限に広がるなら良い事だと思いますよね。
じゃ、またね