本質を追求する【475/1000】
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こんにちは。
趣味嗜好があまりにも多様化していると言われる現代において、トレンドを追うことに疲れて、原理原則の探求に目覚めてしまったコマリストです。
今日は『変化するものでは無く、変わらないものを』というテーマで書いていきたいと思います。
■彼氏・彼女が欲しい
■人材を採用したい
■売上をあげたい
人それぞれ色んな問題を抱えていて、理想の状態に持っていくために課題を設定していたり、問題に頭を抱えて動けなくなったりしています。
こういった問題を解決する時、あなたならどんなことを考えますか?
『授人以魚 不如授人以漁』
これは、老子の有名の言葉で、飢えている人には魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなさいという意味の言葉です。
#現代の答えは
#別のものを教えるのが正解
たとえ話では多くの人が理解できているはずなのに、いざ自分の問題となると、解決策ばかりを求めてしまうので、いつまで経っても同じような問題に悩み続けることになります。
今日は、トレンドを追いかけて手法ばかりに気をとられると、いつまで経っても自分で成果をあげられる存在になることはできないよね~というお話です。
トレンドは目に触れる機会が増えるので、気になってしまうものですけどね。
増え続けるツール
LINE、Facebook、Instagram、Twitterといった代表的なSNSが日本で流行してから15年程度が経過しました。
この間にも、noteやTikTok、clubhouseなどなど次々と新しいツールが開発されて流行し、一部は『オワコン』状態になっています。
特にFacebookについては、ユーザーのおじさん化がひどすぎて、若い世代はインストールすらしていない状態。
#ヘビーユーザー
#私はおじさんです
にも拘らず、明らかに若者をターゲットとする商品の広告が未だに流れてきたりするので、残った人にももれなく情報を届けたいという企業努力が見て取れます。
少し考えただけでも、ここ数年で誕生して消えていったサービスはごまんとあるので、新しいツールが登場する度に『これからは○○の時代だ!』みたいな広告に踊らされた人も多いと思います。
#いまだにこういう広告ってあるよね
#そんなに楽じゃない
トレンドを追い続けて、常に最先端の媒体から広告を出したり、PRをするというのはある意味で良い戦略だと思うし、すごい努力だと思います。
だけど、これっていつまで経ってもスケールを大きくすることが出来ない戦略でもあると思いませんか?
新しいツールが登場する度に、我先にと食いついて、使用方法を学んで活用していく。
だけど、そのツールがどのくらいの寿命になるのかは登場した時には分かりません。
ということは、せっかく覚えて使いこなせるようになっても、無駄骨に終わることも多々あるということ。
#暇ならいいけど
#そうじゃないはず
しかも新しいツールは、ほぼ毎日のように生み出され続けています。
一方で、未だに手書きの手紙の破壊力は健在だし、メルマガ経由での売上はWEBマーケティング全体でも1,2を争っています。
#これはこれですごいこと
この事実を考えてみても、増え続けるツールを追いかけるのって、本当に虚しいと思いませんか?
#付いていけないだけ
#おじさんだからね
あ、もちろん、最先端のツールを使いこなせる自分ってすごいでしょ?みたいにドヤりたいなら追いかけてもいいんだけど、その優越感てほぼ無意味じゃないかな。。
本質は何か?
とはいえ、今すぐ解決したいと思うような問題は、日々たくさん生まれていて、その問題に直面している人からすると、四の五の言わずに解決したい!と考えているはず。
#そうなっちゃうよね
ということで、1つ事例を出しながら本質とは何かということについて考えてみたいと思います。
教育事業を行う経営者とのやり取りの中で生まれたこんな疑問。あなたならどう考えますか?
教育事業として認可保育園を運営されているOさん。
今後の経営改善のため、労働生産性について考えてみた一コマです。
これは一般的な数式ですが、②の場合、保育園は1つの施設で受け入れることが出来る児童数に制約があるため、労働生産性は頭打ちになるのではないか?
であれば、①の数式で考える必要があるわけですが、この場合、あなたならどう考えますか?
1つの解として、児童に対して”保育”を提供している時間を主体工数、雑務を行っている時間を付帯工数とし、主体工数の時間をいかに増やすことが出来るかを考えてみる。
#分かりづらいかも
#何とか付いてきて
こういった考え方がありますが、この考えは正しいと思いますか?
実は、正しいともいえるけれど、常に正しいわけではないというのが、私の考えです。
#どっちやねん
というのも、1施設当たりの児童数制限という制約があることは事実ですが、保育園の売上は一般的な保育の時間”だけ”ではありません。
#固定観念
#意外と気づかない
保育園の預かり時間以外の時間を使って、オンラインで教育関連の何かを提供することもできるし、土日でオフラインの学びの場みたいなものを設えることもできる。
#枠をはずす
もっと言えば、今ある施設に加えて、新たに別の施設を開設すれば上限数は単純に2倍になる。
#設備投資は必要
#対応児童数は増える
結局、この保育園がどんな目的や存在意義を掲げて運営されているのかということが分からなければ最適解にはたどり着けないということです。
単純に、今の売上が不足しているという数字だけを見て、何とかしたいけど児童数に制約があるから補助金等に頼るしかないみたいな短絡的な考えは非常にまずい。
#あるあるだけど
#根本解決にならない
この例の本質は、『成果とは何か』という問いに答えることであり、保育園の存在意義そのものをあらためて問いかけることにある。
ん~。
実際の事例なんですが、少し分かりづらい話になった気がします。
ま、目の前の問題にとらわれすぎないで、問題の本質に目を向けるためにちょっと冷静になってみる程度で大丈夫です。
すぐに解決できるようなツールに手を伸ばすことは、本質的な解決から最も遠い手段だと覚えておけば、無駄な出費と時間の浪費を未然に防止できると思います。
じゃ、またね~!