頭が良くなる方法

「〇〇君は頭が良いからできるんだよね」

こんな言葉を誰かに言ったことはありませんか？
これ、昔からよく言われるけれど、返答に困る言葉の一つです。
#自慢じゃない

なぜ、返答に困るのかというと、頭なんて良くないからです。
というより、おそらく私は人よりも要領が悪いし、バカだなと思うことの方が圧倒的に多いです。

では、なぜ頭が頭が良いと言ってくる人がいるのか？

これは私個人の考え方ですが、おそらくこの言葉を投げる人達は、自分自身が「自分なりに」努力したのに結果につながらなかった経験があるのではないかなと思っています。

そして、自分よりも努力していない（ように見える）人が上手くいっているのは"頭が良いからに違いない"と思いたいという気持ちが言葉として表れているんじゃないかなと。

私のことをよく知っている方は、私の要領の悪さを知っています。
納期に追われないとやる気を出さないし、いい歳して徹夜に近い時間まで仕事してたり、毎日5つ以上の忘れ物をしたりw

実際こんなもんなんです。

では、なぜ上手くいっているように見せることができるのかというと、頭も要領も悪いことを知っているから、他の人が遊んだり、休んだりしている時間に、人よりも多くの時間を使って必死にやっているというだけ。

本音を言うと、この年末年始にゆっくり過ごすことができたという要領の良い方を羨ましいなと思うこともあります。

けれど、昔から頭も良くないし、要領が悪い人間だという自覚があるから、周りの人と同じレベルでいるために手を抜くわけにはいかない。
#早く人間になりたい

私のできない人間ぶりを知って頂くためのエピソードがあるので、もう少しだけお付き合いください(笑)

忘れもしない中学3年生時代。
人一倍負けず嫌いな性格なのに、優秀とは程遠い頭しか持ち合わせていなかった私は、毎日学校が終わってから自宅に帰らず深夜2時まで勉強し続けてました。

今の時代だったら、15歳そこそこの子供が深夜2時まで帰ってこない状態を”非常識”と言われると思います。これを許してくれていた両親には感謝しかありません。

これだけ勉強しても、なかなか点数につながらなかった私は、一人で勉強することに限界を感じ、夏あたりからは週に3回、朝5時に登校して友人に勉強を教え始めます。

理由は単純で、人に教えるためにはテストで答えることができるレベル以上の理解が必要だから。

つまり、友人のためにやり始めたことではないんです。巻き込まれた友人は迷惑だったかもしれませんねw
#今だからこそ言える
#ごめんね

ここで、時間おかしくない？
と思われた方もいるかもしれません(笑)

深夜2時まで勉強して、自宅へ帰りご飯をかきこんで入浴・就寝。4時半に起きて学校へ登校。

今考えてみると、本当にバカですねw

けれど、ここまでしないと良い点数が取れなかったのだからしょうがないんです。結果的に、テストではそれなりに良い点数を取れる状態となり、地元では少しだけ頭の良いと言われる進学校へ進学しました。

うん。やっぱり、どう考えても頭の良い人間ではないですねw
読んでいる方にも私の無能さが伝わったんじゃないかと思います。

で、『私の頭が良くないよ』という話をしててもしょうがないので、何が言いたいかというと、

諦めてもいいと思えるだけの努力をしたか？

ということを自分自身に問いかけてみてほしいんです。
少し厳しい言い方になりますが、”○○君は頭が良い”とか”〇〇さんは能力が高い”という言葉は、誉め言葉にすらなっていなくて、自分に対する慰めでしかありません。

これを言われている相手は、全然嬉しくないし、むしろ”めちゃめちゃ時間かかってるんだけどね”と思ってることの方が多いと思います。
#イラっとしてるかも

もしかしたら、私が素直じゃないだけかもしれません。
けれど、多くの方は「他人の努力している時間」には興味がなく、「結果だけ」を見ています。
#結果が大切
#結果で評価される

結果よりもプロセスが大切だ！

という声が聞こえてきそうですが、そう思っているのは自分だけだと思った方が良いです。だって、努力している時間を見てくれている人なんて基本的には自分しかいないんだから。

もちろん『プロセスエコノミー』という概念がこれから伸びていくという話もあるので、実際には「プロセスの可視化」ができればここに価値がつくようになると思います。

それを理解した上で、個人の努力している姿を”公開”するのであれば、プロセスは評価されます。けれど、（表現者を除けば）多くの人はむしろ”公開したくない”んじゃないかと思ってます。

必死に努力している姿って、成功者が美談のように語れば美しいですが、ほとんどの場合は報われずに終わります。つまり、本人にとっては黒歴史になっていることの方が多いですからね。

年が明けてフレッシュな気分になっている方が多いので、私と一緒に"言い訳している時間を努力する時間に変える"1年に挑戦しませんか？

努力は必ず報われるとは言いません。けれど、圧倒的な努力は少しだけ自信をくれるし、ちょっとだけ強くなれたような気分になれます。

夢を捨てられずにもがき続けている100歳以下の全ての皆様、この1年をバカみたいに頑張って、1.5歩夢に近づきましょう！
そして、1年後にバカみたいな1年を肴に笑えたら嬉しいです。

ということで、本日のまとめ
・○○君は頭が良いという言い訳
・私の無能さについて
・努力は自分しか見ていない