反応数と情報の価値<143/1000>
【ラジオ体操448日目】
『ニコチンレス生活169日目』
こんばんは。
少しトゲのあるような核心に触れる情報は、拡散性があまりないので、中立的な記事を書く方が好まれることに気づいたコマリストです。
今日は『具体的なものほど拡がりにくい』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんはSNSの記事を見た時に、「イイネ!」などの反応をこまめにしていますか?
SNSを活用して売上を伸ばしたいという企業やお店、承認欲求の強い個人はこの反応の数を追いかけていたりします。
当たり前のことですが、反応数の多い記事や情報が良いものであると思ってしまいがちですが、果たして真実はどうなんでしょう。
今日は、500以上の記事を毎日書いてきて感じている、書き手の思いと読み手の感覚のズレについてのお話です。
本当に濃い情報ほど拡散しにくい傾向が強いという勘違いも含んでいるので気分を悪くしないで下さいね笑
情報の密度と拡散性
タイトル的には少し硬そうな印象がありますが、結構ライトなお話です。
■世の中で常識と言われていることを覆すような凄い情報。
■少し笑ってしまうようなどこにでもある日常を暴露したネタ的な情報。
この2つの情報は、どちらが多くの反応を集めることが出来ると思いますか?
こんな質問をしている時点で何となく分かってしまうと思いますが、反応を集めやすいのは圧倒的に後者です。
#芸能人の不倫とか
#週刊誌的なネタ
誰が書いているかなどに関わらず、同じ人が2種類の記事を書けば全く同じ結果になると思います。
では、この2つの情報のうち、お金を支払ってでも手に入れたいと思うような「価値の高い」情報はどちらか?
こういう質問の仕方をすると、恐らく前者かなと思う人が多いと思います。
その通りです。
誰かの日常の暴露情報にお金を支払いたいと思う人は少ないはず。
と言っても、週刊誌のようなものがたくさん売れているわけなので、それなりにニーズはあるわけですが。。
さて、このことから「価値が高い情報」ほど反応を集めづらく拡散性が低いという仮説が生まれます。
実際、投資なんかの話で考えると分かりやすいですが、本物の資産家の元に集まる投資情報は、世間一般には広がりません。
世間一般に広がるのは、「楽して〇万円」みたいな、いかにも怪しいけど本物だったらいいなと夢を抱いてしまうような情報ばかり。
本物の情報というのは、リスクや関係者の利害関係まで含めてしっかりと検証がされた情報になるので、リスクを許容できる人のところにしか集まらない。
特に日本人はリスクを嫌う傾向があるので、そんな(本物の)情報は「詐欺だ」と言われて広がらないということ。
情報の価値が高く、密度の濃い情報ほど拡散されづらく、しょーもない情報ほど拡散性が高い。
どうやらこの仮説は正しいような気がします。
noteの記事に対する反応
さて、この「情報の密度と拡散性」の関係についての検証は、私が書いてきた記事の傾向からも見受けられると思います。
私が書いている記事の中には、私見であり非常に偏りのある内容から、現実世界で起きたことからの学びや、日常のどーでもいい情報まで濃淡があります。
意図的に分けているというわけではありませんが、その反応数には明らかな傾向があるように思います。
例えば、『現代の日本教育に対して感じていることなどを書いたもの』や、『常識とされていることに異論を呈しつつ私の考えを述べているもの』に関しては、圧倒的に「スキ」の数が少ない。
内容が良くないからだろうと言われれば反論の余地はないかもしれませんが、もう一つの数字として、クリエイターのみに表示される『閲覧数』は逆の傾向があるんです。
逆の傾向というのは、「スキ」が少ない記事のほうが閲覧数が多いという傾向のことです。
つまり、少しトゲのあるような”答えが無いテーマ”について書いた時は、たくさんの人が読んでくれているけれど反応数が少ない。
逆に、つい最近の禁煙ネタのようにしょーもない日常の気づきに関する記事は、閲覧数はそこまで伸びないけれど、反応数は多めになる傾向がある。
私の書いている記事に価値があるのかという部分は一旦置いておくとして、内容的に少しでも偏りがあるものに関しては反応数が下がるんです。
これは面白い傾向だと思います。
この傾向を、一般的なネットニュースやスマホから得られる情報に置き換えて考えてみると、”バズりやすい”のは万人受けしやすく偏りが少ないネタや記事。
反対に”バズりにくい”のは、著者の意見や主張が割と多めに反映された濃いネタや記事ということになります。
さて、世間の人が本当に欲しいのは万人受けする薄い情報か、偏りはあるけれど著者の考えがダイレクトに反映された濃い情報かどっちなんでしょう。
少なくとも私は、『価値が高い本物の情報』が欲しいと思うし、そういった情報は”濃い情報”の中にしかないと思う。
これが真実だとすれば、閲覧数の多い記事やネタでダラダラと時間を浪費するのではなく、本物の情報に触れる時間を多くしていきたいものです。
何てことを書いていると、この記事は拡散しづらいんですけどね笑
じゃ、またね!