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魔法使い見習い<331/1000>

【ラジオ体操633日目】
『ニコチンレス生活354日目』

こんばんは。
たった一言で結果が変わるような魔法を期待されることも多いけれど、魔法は使えないただのおじさんコマリストです。


今日は『魔法よりも再現性』というテーマで書いていきたいと思います。


コマリストさんに依頼したら売上は上がりますか?


これは、私が初めてお会いするお客さんによく聞かれる言葉です。


企業の売上をあげる支援をしている人は意外とたくさんいて、たまにですが私もこの支援をすることがあります。


もしも私に依頼したら必ず売上が上がるとしたら、私は誰かを支援する仕事をしていないような気がします。


そんな魔法、使えるようになったら良いんですけどね〜笑


今日は、すぐに効果が出る魔法は、すぐに解けてしまうから現実では意味が無いというお話です。


ドラマとか映画ではこんな魔法がたくさん出てくるんですけどね。

だが、断る

魔法使い

先日、お世話になっている会社の担当者からこんな相談がありました。


Sさん
「コマリストさん、月に1回~2回の頻度で3社を同時に支援することは可能ですか?」


コマ
『どんな内容の支援が必要ですか?』


Sさん
「一日で3社同時なので、1社あたり30分×3社×月2回のセッションを行うことで収益を向上させて欲しいという内容です。」


コマ
『なるほど。もう少し詳しく聞いてみたいですが、先方はいつ頃からのスタートを希望されていますか?』


Sさん
「今は忙しい時期なので、年が明けた1月あたりからスタート出来ないかと言われています。」


コマ
『ありがとうございます。正直にお伝えしますが、今お話されている内容が全てだという場合、申し訳ないですが私には対応できません。


こんなやり取りの後に、収益改善にはどんなやりとりと対応が必要になるのかということについて軽く説明しました。


もしかすると、月に2回×30分のセッションで収益を改善することが出来る魔法の使い手はいるのかもしれません。
#そういった人に
#頼んでみて


けれど、少なくとも私にはそんな魔法は使えないし、そんな魔法を習得するつもりもありません


他にも、収益改善に必要なツールだと言って、マーケティングオートメーションツールを販売したり、広報戦略みたいなものを伝えている人も知っています。


私はこういったツールや一時的に売上を爆発させる打ち上げ花火的なやり方は好みではありません。
#悪くは無い


この相談がどこに着地することになるのか、まだ分かりませんが、支援者不在でも再現できる本質的な支援でなければ引き受けるのは難しいかなと考えています。


きっとそれが、企業にとって本当の意味での自立に繋がると思うから。


もちろん私自身の目先の利益だけを考えれば、2つ返事でOKすれば良い。


けどね、そんなことをしていても誰もHappyにならないし、私自身の成長にならない。
#そういうの好きくないし


ということで、魔法を使えないおじさんは、時間はかかるけど自分達で改善を繰り返していける組織と文化作りを泥臭く支援していくことに徹します。

本質的支援のために

支援者

魔法のような方法にあまり価値観を感じていない私が考える本質的支援とはどんなものなのか。


数ヶ月前から弟子入りしている中村氏との出会いがなければ、これが言語化できる日は数年も後のことになったと思います。


本質的支援とは、
過去・現在・未来を俯瞰し、リソースを最大限に活用することで”自ら”ゴールを達成し続ける組織づくりを支えること


つまり、傍から見れば支援者など不要だと言える状態を支援者が作ること。


私があまり好きではないと考え続けてきた「財務」の視点は、まさしく過去の取り組みの結果を示しているもの。


組織として実現したい姿、つまり経営理念やビジョンとして言語化されている状態が未来のあるべき姿を示すもの。


そして、現在は人・もの・金・情報といった全てのリソースそのものをどんな戦略に基づいて配分するのかということ。


こうやって文章として書き起すと、非常に学術的な内容にみえる気がします。


実際、経営学を学ぶとこういった内容がたくさん出てきます。


学問は過去の様々な企業行動の結果を集約したものなので、当たり前なのかもしれません。


こういった学問的に見えてしまうような内容を、企業の役員や管理者、社員が「自分達だけの力で」俯瞰して成果に繋げていく


簡単ではないということは、百も承知です。


だからこそ、支援者が必要になるんだと思っています。


支援者が答えを提示するのではなく、組織のメンバーが迷いながら汗をかきながら自分たちなりの答えを探していく


その過程で、迷ったり、困ったり、壁にぶつかった時に、ヒントとなる考え方を伝えていくことで共に答えを見つけていく。


ドラマとか映画みたいに、カッコイイものではありませんが、これこそが本質的支援であり、組織が持続的に成長し続けられる唯一の方法だと思っています。


私は魔法使いにはなれませんが、時間はかかっても本質的自立に向かう組織づくりを支援していける人になります。


今回の件がどうなるかは決まっていませんが、また機会があれば記事にしていきますね。

じゃ、またね〜!

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