雇用についての考察<147/1000>
【ラジオ体操452日目】
『ニコチンレス生活173日目』
こんにちは。
仕事をサポートしてくれるパートナーを育成し始めてみたら、雇用しているわけでもないのに”この子の生活を何とかしてあげたい!”と本気で思ってしまっているコマリストです。
今日は『仲間としての選択基準』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんには、ビジネスパートナーと呼べるような「仲間」がいるでしょうか?
単なる外注先であることもあれば、それぞれの得意分野を生かして「分業」でこなすというケースもあると思います。
この時、互いを繋いでいるものが”お金”だけという場合ももちろんあると思います。
けれど、お金だけのつながりの場合、案件が消失するなど不測の事態が起きた時には揉めるし、最悪の場合決裂に至るケースだってあります。
今日は、かつて失敗した仲間選びに対して慎重になっている私が、パートナー育成の中で新しい感情を抱き始めたお話です。
ワンピースの世界のように「志」だけで仲間が集うことって本当にあるんでしょうか。。
パートナー育成プロジェクト
さて、現在新たな取組みとして、ビジネスパートナーを自分自身で育てる活動をしています。
こんな風に書くと計画性があってカッコいい感じがしますが、全くの想定外から始まった活動なので、きっかけを伝えるのは少し恥ずかしいレベルです。
2か月ほど前、久々に連絡をくれた友人と電話で話していた時のことです。
元々は、地元が同じで私が副業で働いていたお店で出会った彼は、とても人懐こい性格で、すぐに仲良くなりました。
私から見ても行動力の塊のような彼は、もともといたところから九州へ転居し、数年で近畿地方へ転居し、各地で仲間を作って生活をしていました。
#真似出来ない
#どこでも生きていける
そんな彼から電話があったのは、2年ぶり。
事情があって連絡をしてきたわけですが、話を聞いてみるとなかなか壮絶な経験と生活を強いられていることを知りました。
その電話の中で、私に何が出来るかを考え、私がしている仕事の一部をパートナーとしてこなす仕事をしてみないかと提案してみたんです。
それから2週間。
電話で話した時に働いていた先を退職してきたと連絡がありました。
#早すぎる
#計画性ってなんだろ
相変わらずの行動力にびっくりしつつ、これからのことについて作戦会議をしていくことに。
彼は、”自分は前に出るタイプではないから、コマリストに雇用される形でいい”と打診してきましたが、かつて仲間選びに失敗した苦い経験のある私は、この提案に「NO」と返しました。
もちろん、彼とは対等な関係を維持したいという私の願いも込めての回答です。
そんなこんなで、個人事業主として開業し、私の行っている仕事をアシスタントとして請け負うための事業を行なう。
#開業率に貢献してしまった
しばらくは私が依頼する仕事をこなしながら2人3脚で仕事を覚えていくことを選択した。
少し歪な”ビジネスパートナー育成プロジェクト”は、こんな経緯でスタートしました。
新たな感情
さて、少し歪な形で始まったコマリストのビジネスパートナー育成プロジェクトですが、初めての電話から2か月が経過して少しだけ進捗がありました。
当たり前のことですが、仕事を覚え、仕事を獲得してこなければビジネスとして成立しません。
ということで、最初の1か月は私の持っているノウハウを全て共有するくらいの覚悟を持って、彼に色んな資料を渡しました。
それを読みながら、分からないことがあれば何でも相談してもいいという条件を付けて送った資料の数は20種程度。枚数にして数百枚になると思います。
そんな資料を、渡してから1週間くらいで全て読み切り、自分なりに整理してみたという連絡がありました。
#早さこそ最も偉大
#信頼出来る
彼のやる気に応えたいと、追加資料を送りつつ、彼が整理した内容を添削して不足部分については補足を加える。
そんなことをしているうちに、彼に依頼したい仕事の依頼が続けざまに入りました。
普段は私一人なので、連続して依頼が入った時には内容や金額、相手との関係性を考慮しながら案件を慎重に選びます。
時には断ることももちろんあります。
けれど、育成中の彼には”実務経験”が一番必要。ということで、案件の選定は最低限にして、二つ返事で受けることを快諾しました。
今、彼に依頼している仕事はすでに3件。
無事に完了することが出来れば、とりあえず飯が食えるだけの報酬を得ることが出来ることになります。
と、こんな感じで育成中の彼のために案件を獲得するという活動をしていて気付いた新たな感情があります。
それは、
「何とかしてあげたい!!」
これは、2年前に仲間たちと組んで会社を立ち上げた時には感じたことが無かった感情でした。
もちろん、相談を頂くお客様に対しては毎回抱いていた感情ですが、仲間に対してそんなことは感じたことが無かった。
普段私がお会いする経営者の多くがこんなことを口にされます。
”社員はもちろん、その家族も含めて、食わしてやらなきゃいけないと思っている”
こんな感情は抱いたことが無かったので、誰かを雇用するということの責任の重さみたいなものを感じていました。
けれど、今回は雇用をした訳ではありません。
それなのに似たような感情を抱いている。。
次に誰かを雇用する時は、自分1人では物理的に立ち行かなくなった時に、足りない手を補う目的で雇用しよう。
そんなふうに考えてきましたが、どうやらこれは間違っているようです。
雇用関係がなくとも”何とかしてあげたい!”と感じ『相手の生活に責任を持つことが出来る』
これは、本気で仲間だと認めていないと持ち合わせることが出来ない感情だと思います。
そして、そんな相手を雇用するのがあるべき姿なのかなと感じています。
しばらくは、パートナー育成のつもりで動いていきますが、近い将来には彼を雇用しているかもしれません。
上下関係のある雇用ではなく、互いに仲間だと本気で思える雇用。
互いのために本気で頑張りたいと思える雇用関係なら、こんなに素晴らしいことは無い。
#素晴らしい関係
今まで知らなかった感情を教えてくれた彼に感謝しつつ、こんな感情をもてる誰かと仲間になって組織を拡大していきたいと思っています。
よし、頑張ろう。
じゃ、またね!