可能性を信じる!<492/1000>
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【ニコチンレス生活514日目】
こんばんは。
知識を付ければ付けるほど、見えるものは増えていくけれど、目の前の相手の可能性を信じられなくなる可能性があると感じているコマリストです。
今日は『情報知識を積み上げた先も信じ抜く』というテーマで書いていきたいと思います。
学びや挑戦という言葉を多用する人は周りから敬遠されやすい。
つい最近読んだ本にそんなことが書いてありました。
私が普段から情報を取得したり、学ばせていただいている方は、全員この言葉を多用する方ばかりです。
#意識が高い
#昭和的
ということは、私は完全に周りから敬遠されている人間だということになりますね。
#だから友達が少ないのか
#まぁいいけど
たくさんのことを学ぶと、今まで知らなかった世界のことが分かるようになるので、相手のやろうとしていることの先が分かってしまうことも多くなります。
今日は、自らが学ぶことと学んでいない相手の当たり前は違うということを忘れてはいけないというお話です。
学んでいる人のコミュニティに所属していると、意欲的であることを当たり前だと勘違いしちゃいますよね。
パン屋の再生
今日の午後、中村師匠の元で1年以上一緒に学んでいるメンバーと学びを深めるための会合を行いました。
このコミュニティは、1年前に立ち上がった有志の学習メンバー。
決算書5期分を細かく分析して現状把握の考察を行う課題への取り組みの中で、互いの疑問点をシェアしながら財務分析のプロを目指すための個別グループです。
#奇特なメンバー
#学習意欲が高い
そんなメンバーに、私が仲間入りしたのは第2期である今年に入ってから。
元々、MBAで財務の分析を専門的に学んだ私は、他の皆さんの疑問に答える講師として招集されました。
#財務は嫌いだけど
そんな目的で呼ばれた融資の勉強会なので、冒頭から1時間半は、ひたすら決算書の数字と向き合いながら互いの意見をぶつけ合いました。
ひと通り、参加者の疑問が解消できたところで、時間の制約があるメンバーが次々に退出していきました。
#ここまでで2時間
そんな中で1期から融資のメンバーで集まりながら勉強会をしてきた数名が残って、雑談ベースのディープな話をすることに。
#ここからが
#長かった
そこで出てきたのが、メンバーのHさんが業績改善の依頼を受けて指導に入っているパン屋さんの話でした。
もともとBtoBでパンを製造販売してきた同社では、ミルクフランスパンが人気。
社長は御年92歳ながら、現役でパンを焼き、パン業界の教会で会長を務める方。
#スゴすぎる
そんな会社が、一般消費者向けに商品を提供するために、多額の設備投資を行い、複数名の従業員を雇用したわけですが・・。
支援者が信じないと
このパン屋さん、従来の企業向け事業に関しては黒字を維持できています。
ところが、一般消費者向けのお店が不採算部門であり、トータルは数期連続の赤字。
それでも、社長自身が厨房に入って一般のお客さんのためにパンを焼きたいという想いを持っているので、簡単には撤退できません。
そこにたまたまご縁があって支援者として関わることになったのがHさんだったというわけです。
#たまたまのご縁で
#経営に関わるってすごいな
Hさんは、もともとアナログ管理されてきた社内の情報をデジタル化し、根拠をもって意思決定できる体制作りのサポーターとして依頼を受けたそうです。
とはいえ、せっかく業務改善の具体的な手法を学んでいるので、関わるのであればプラスアルファの価値を提供したくなるのが支援者の性。
#お節介とも言う
せっかくなので、黒字化に向けたサポートも出来たらと考えています。
ということで、せっかくやる気のあるメンバーが集まって勉強会をしているからこそ、そのメンバーからも意見をもらおうと話題にあげたわけです。
ところが、Hさんの話を聞いていると、言葉の節々に社長や社員の可能性を信じられていない感情が見え隠れしていました。
#そんなことないのかもだけど
#そう感じてしまった
『92歳にもなると、PCを使ってデータを扱うって難しいんですよね』
『一般消費者向けのお店は社長の道楽だから赤字でもしょうがない』
『息子さんは別の業界にいるから、戻っては来るけど、経験値が不足しているので会社の全体を見るのは難しい』
Hさんがこんな言葉を口にしていたので、聞いていた私からすると、この支援は上手くいかないだろうなと思った。
#今のままだと
#あり方がまずい
Hさんは、自身でも会社を経営し、様々な業種の会社とタッグを組んで仕事をしてきた経験を持っています。
その経験に加えて、今現在は中村師匠の研修に参加しながら、さらなる高みを目指しているという状態。
#話せばわかる
#向上心の塊
当然ですが、自分自身がこれまで上手くやってきたという自負と、経験を裏付ける知識が相まって、色んな視点から世界を見ることが出来ているはずです。
だからこそ、Hさんが言っていることは、もしかしたら正しいのかもしれません。
だけど、支援する側にいる人間が、支援先の企業で働く従業員や社長の可能性を信じてあげなかったら、上手くいくものも上手くいかなくなります。
#こういうことの方が
#最後は大事
知識や経験から感じる正しさよりも、本気でできると信じて、寄り添う力を発揮する方が、相手を理想的な状態に導けるはず。
支援者は、知識や経験を付けることは重要だけど、そもそも相手の可能性を本人よりも信じるくらいのあり方が重要だと思います。
#肝に銘じます
自分の見識は広げつつ、常にクライアント目線で物事を見て考える。
これが出来た時、きっと本当の意味での支援者になれるんだと思います。
じゃ、またね〜!