本当に大切なのは<818/1000>
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こんばんは。
複雑に絡み合った状態になっている会社のコンサルティングをする時には、未来に目を向けるよりも現状に徹底的に向き合うことが大切だと実感しているコマリストです。
コンサルティングは目に見えないサービスだから売るのが難しい。
これは、コンサルタントになりたての人が経営の支援をする側なのに自身の売上が安定しないことの言い訳として、たくさん耳にする言葉です。
もしも目に見えないものを販売するのが難しいのだとしたら、このコンサルタントはサービス業を対象とする支援ができないということになる。
むしろ、現代日本はものが溢れ、”モノ”の品質はどんぐりの背比べ状態になっているので、目に見えない部分こそ選ばれる理由になる。
ということは、目に見えないものは売るのが難しいなんてことを当たり前のように口にしているコンサルタントは、普通に淘汰されることになりますよね。
目に見えないものだからこそ、選ばれるための工夫と仕組みが必要だし、それこそコンサルタントの腕のみせどころ💪
とまぁ、コンサルタントあるあるは置いておくとして、先日から農場のオーナー企業を私の本業でもあるコンサルティングで支援し始めています。
この会社はホールディングス方式を導入しており、複数のグループ会社で構成されています。
このグループ会社のひとつに所属しているファクトリーさんを前面に出しながら、まずは所属会社の立て直しを図ります。
やることは至ってシンプル。
徹底的に現状を洗い出し、よりリアルに収益構造を描き出すと同時に、顧客接点を出し尽くす。
この後は、丸裸にした現状を俯瞰しながら、今後伸ばすべき領域を決める。
この時重要なのは、会社にとっての勝ちパターンを明確にすることです。
勝ちパターンというのは、
自社がこの条件さえクリアすれば他社に負けることがない!という具体的な勝利の方程式。
これは、現状の把握がきっちり出来ていれば、会社がどんな状態になっていたら良いのかを考えて、そこに至るための方程式を言語化するだけなので、そんなに難しくありません。
だけど、現状の把握がボヤけていたりすると、いつまで経っても納得のいく方程式が見つからず、たちまち勘とコツに頼った再現性のない経営になってしまう。
結局のところ、どこまで現状をリアルに分かりやすく、より客観的に描けるかということが、会社経営の未来を決めると言っても良い。
ついつい、
「ありたい姿」とか「理想の未来」に目を向けがちですが、そんなことよりもまずは現状を正確に描ききることに専念する。
これさえ出来れば、コンサルタントなど居なくとも、会社は成長を継続していけるはず。
じゃ、またね〜!