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「と多゙食堂」

「と多゙食堂」とは、飯能市下加治にあるラーメンの名店である。
JR八高線東飯能駅から約2㎞徒歩25分と離れた郊外の立地にもかかわらず、開店30分前には列ができ始め、開店後はひっきりなしの来客がある。
その店の味とサービスに魅せられ、度々の創意工夫に驚かされた私は、2019年70回ほどお店に足を運んだ。
その繁盛店にはどういうメニューがあるのか?昨年一年に食べたメニューの中で私的に特に印象に残っているものをベスト10方式で紹介したいと思う。


第10位 限定 納豆煮干つけそば 割飯付き


麺を納豆が覆いつくす圧倒的なフォルム。ドゥルッドゥルッの納豆にコシあるパッツンパッツンの麺が対照的でよいアクセント。それが煮干つけ汁と相まって何とも言えない旨さ。最後は魚粉とあられがのった割飯に残った納豆とつけ汁を投入すると極上の茶漬け風飯に!


第9位 限定 塩つけそば


キレッキレの塩つけ汁は、モロに私の好みでメチャクチャ旨い。玉ねぎ増しにして追加投入してもいい感じ。もち麦を使用した平打ち麺は、とてももっちもちでそのまま食べれば麦の風味が口の中に広がるとんでもない逸品。


第8位 限定牛ハラミ煮込みまぜそば+まぜそば専用ご飯


良く煮えた牛ハラミ、蒟蒻、玉ねぎはムニョ麺と混ぜて食べると牛すきうどん風で旨い。レンゲに入ったトマトソースを混ぜるとイタリアンに進化。最後にチーズとコロチャーがはいった専用ご飯を丼に投入すれば、リゾットに進化。その変化にただ脱帽だった。


第7位 限定 ハーブ鶏白湯そば と あさりぺ飯のセット


ハーブの効いた鶏白湯がやさしくて風味豊かでかなり旨い。おしゃれなイタリアンのよう。あさりぺ飯は、アサリペーストとトマトソースがのってて、グチャグチャにすればボンゴレロッソのよう。残ったスープをかければトマトリゾットに変化してこれもまた旨い。


第6位 限定 蛤そば


このスープもメチャクチャ旨い。醤油スープの時も塩スープの時もあったけど、それぞれ蛤エキスたっぷりの奥深いスープは日常生活で傷んだ胃袋にしみわたる感じがたまらない。付け合わせもカイワレだったり菜の花だったり味や季節に合わせて変えてるところがまたニクい。


第5位 限定 超長時間低温調理 腿肉ライクチャーシュー麺


名前の通りでっかくて分厚いチャーシューがゴロゴロと入ってるわけですが、一体どんだけ時間どんだけの低温で調理したの?って言いたいくらい、信じられないほどに柔らかいお肉。噛み締めれば脂や旨味がじゅわ~っとしみでてくる感動の旨さはたまらない。


第4位 限定 鯛塩そば+鯛専用ご飯


鯛の匂いが漂う白濁スープは旨味たっぷりで芸術品。やさしくかつ奥深さを感じまくる超絶の味。針生姜での味のアクセントやゆず胡椒での味変できるところもかなりいい。鯛専用ご飯は盛り付けられたほぐし身、とろろ昆布、小松菜、すり胡麻をぐちゃっと混ぜ鯛スープをかけりゃマジヤバい雑炊に。


ベスト3の前に特別編

その① レギュラー 牡蠣ぺ飯


ご飯の上に牡蠣ペースト、細切りチャーシュー、バラ海苔がのった至高のサイドメニュー。ぐちゃぐちゃ混ぜて食べるもよし、残ったスープをかけて食べるもよし。いずれにしても満腹でも食べれてしまう旨さ。


その② レギュラー 和え玉


簡単に言うと替え玉であるが、レアチャーシュー、玉ねぎ、魚粉のトッピングがある他、麺の下にはタレまで入っていてぐちゃぐちゃにして単品で食べるとても旨い追加麺。もちろん替え玉のようにスープにトボンしてもマシで旨い。レギュラーの牡蠣トッピングの他、味やトッピングの異なる限定品が無数に存在する。


戻りまして
第3位 限定 鮟肝煮干しそば


鮟肝がまろやかにとかれドロッとしたたスープは、メチャクチャ濃厚なのに全飲できるほどクセになるドエラい逸品。濃厚ゆえに味変で入れる昆布ポン酢で清涼感もプラスされ箸がとまらなくなる。個人的には写真のように春菊のトッピングが一番良いと思っている。


第2位 レギュラー 中華そば


1位でもおかしくないこちらの超定番メニュー。濃いめの醤油スープは鶏魚介出汁も良く出てまろやかさも共存しマジで旨い。非乳化香味油が表面をはり最後まで熱々。その旨いスープをつるしな麺がまとってくる訳で定番ながら最高の逸品。トッピングの鴨チャーシューは噛めば噛むほど味が染み出てる。噛むほどに幸せ感じる旨いやつ。


第1位 レギュラー 煮干しそば白


店の外まで漂う煮干の匂いはこちらの核であろうと感じさせる。白醤油の白と気揚げ醤油の黒と2パターンありもちろんそれぞれ旨いが今回は白押しで!
きれいに透き通って輝く黄金スープはもはや芸術品。 いい匂いの煮干エキスと醤油と相まり、パランスよい優しいスープ。体の隅々まで沁みわたれば幸せを感じずにはいられない至高の逸品。パツパツのボソパツ麺とレアチャーシュー、玉ねぎなどのトッピングも良くあって感動的に旨い。

こうして順位をつけてみたのだが、実のところはどれも甲乙つけがたいメニューの数々。

安定的に旨いレギュラーメニューに感動し、いつ、どんな形で出てくるかわからない限定メニューに驚かされる訳である。
最近は事前告知もないのでどんなすごいメニューが出てくるか?どんな味なのか?どんな風に驚かされるのか?ドMにはたまりません。そして私の想像をいとも簡単に超えていく訳である。
私はその旨さに敬意を表し、せめて空いたお皿は自分で下げたいといつも思っている。そういう気持ちを是非皆さんにも体験してもらいたい。

そしてここでは紹介しきれない他のメニューについては別の機会で紹介するとしよう。
さて2020年はと多゙食堂さんに何回足を運ぶことになるだろう。それを楽しみにしながら日々の仕事を頑張ろうと思ふ。

そんなおやじの戯言...。

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