非管理者WindowsにおけるESP32-DevKitの環境設定備忘録
非管理者Windowsシリーズ第2弾の今回は、ESP32-DevKitに書き込みを行う環境をつくります。
1. 目指す環境
ESP32-DevKitでは、Arduino IDEを使用して書き込むことができます。今回はArduinoIDEに頼るものとしますが、書き込むためには以下のものが必要になります。
(1) : ArduinoIDE
(2) : ESP32用コアライブラリ
(3):UARTブリッジドライバ(Silicon Labs CP210x)
2. Arduino IDEのインストール
Arduino IDEに関しては、上記リンクからMicrosoftストア版が入手できますので、ポチポチとインストールします。
3. ESP32用コアライブラリ
Arduino IDEにESP32コアライブラリをインストールする作業は、スイッチサイエンスの上記のページに詳しく記されています。
ボードマネージャにURLを追加し、ボードマネージャからインストールするといった具合です。
4. UARTブリッジドライバ(Silicon Labs CP210x)
秋月電子などで販売されているESP32-DevKitの場合は、Silicon Labs CP210xのドライバが必要になります。通常であれば、
こちらから、環境に応じたドライバをダウンロードすることでインストールすることができます。しかしながら、非管理者の状態ではこの方法ではドライバをインストールできません。ここから先は、こうしたら行けたというメモとなりますがお付き合いください。
一度、ESP32-DevKitをUSBケーブルでPCに接続します。おそらくデバイスマネージャでは「!」マークがついており、正常に読み込めていません。
この状態を解消するために、まずはWindows10のバージョンを確認します。20H2以上であれば、
「オプションの更新プログラムを表示」のリンクがあると思います。ver.2004以上でしたらこの方法でいけるかもしれないです。
(以下ページを参照の上確認してください)
「オプションの更新プログラムを表示」のリンクをクリックすると、以下のような画面になります。
「ドライバー更新プログラム」を展開すると、
「Silicon Laboratories Inc. - Ports - 6/20/2019 12:00:00 AM - 10.1.8.2466」のようなドライバがありますので、チェックをつけてインストールします。
(上記の画像は、すでにインストールしてしまったために履歴から表示している関係でこうなっています)
インストール後にデバイスマネージャを確認し、
「ポートCOMとLPT」の欄に、
「Silicon Labs CP210x USB to UART ̪̺Bridge (COMなんとか)」
と表示されていれば正常に動作しています。
この状態になれば、Arduino IDEでボードとシリアルポートを正しく選択することで、ESP32-DevKitに書き込みを行うことができるようになります(おそらく)。
文末
非管理者権限Windowsで環境構築シリーズがまさかの2弾となりました。
PCを修理に出し、連絡は取りあっていたのですが1週間前を最後に音沙汰ありません。もう少し待ってそれでも連絡がなければ確認のメールをしたいと思います、、、
まさかこんなに時間がかかるとは、、、
春休みに色々やりたかったのになぁ、、、
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?