ケニア
タンザニアのモシからケニアのナイロビまで、バスで約6時間ほどの予定。朝9時に出発したので、夕方までには間違いなく着くはずですが、ここはアフリカなのでそうもいきません。僕の乗車したバスだけが国境の検問にひっかかり3時間ほど待たされます。その後もポリスチェックがあり、いきなりこのバスに乗車していたアフリカ人の2人に、手錠をかけていました。その後、30分ほどで2人は釈放されて、何事もなかったようにバスは走り出します。
結局、ナイロビに着いたのは夜の9時過ぎでした。たっぷり12時間かけて、悪名高いナイロビのダウンタウンに到着しました。ただ、このバスのスタッフがわざわざ安宿まで案内してくれたので、無事に宿までたどり着きます。アフリカ人、本当に人はいいんだよな。
ケニアでは、マサイ・マラ国立保護区にあるサファリに行ってきました。野性の動物も見れて、マサイ族とも会えるという、お得なツアーに参加です。
実際、サファリに参加して、お気に入りだったのはシマウマでした。あのぽっちゃりした後姿や白黒つけられた模様を見ていたら、なんだか興奮してきます。また、サファリのビッグ5(憧れの野生動物)のライオン、バッファロー、象は見れましたが、残りのサイとヒョウが見れなかったのは残念でした(ヒョウに似ているチーターは見れました)。ちなみに、ヒョウはここの大阪府ぐらいの大きさの国立公園に4頭しかいないので、見るのはかなり困難らしいです。
サファリも終わって、ナイロビの宿に戻ってアフリカを振り返ってみます。南米ほど見所もなく、アジアみたいに美味しいご飯もないし、ヨーロッパみたいに歴史があるわけでもない。おまけに治安も全然よろしくない。でも、アフリカ人は割と好きでした。いつも笑っているし、すぐに怒ったりもするけど、また笑い出す。喜怒哀楽がはっきりしています。
この大陸が(モノがなかったり、お金がないという意味では)貧困だと言われているけど、彼らのハートはかなりあったかいと思います。貧しいと言っているのは、外側の人だろうし、地図を上から眺めていても、その国のことがわかるわけではないです。
日本にはそこまでなじみのないアフリカ。マスメディアは貧困や病気、内戦の映像を流したがるみたいだけど、彼ら彼女らはしっかり生きていました。それはそれは、しぶとく、あざとく、微笑みながら。
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