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最近のマッチングアプリ事情⑤:会話編(後編)

前回の続きです。

④サブカル

 例えば、日本のアニメについて。私はかなり守備範囲が限られているので、この分野はかなり弱い。ラムちゃん!と言われても、私の世代よりは少し上なので、ちょっと戸惑う。私、あんまり知らないんだよね…と。ただ、先方は喜んで話してくれるので、まぁ何とかなる。逆に「これとこれとこれ面白いから見た方が良いよ!」と教えてくれる。自分が知らない場合、おススメを聞くのが良いかもしれない。また、日本のゲームも私は詳しくないので(初期のポケモンくらいしか分からない)、その辺も教えてもらうのが良い。

⑤ファッション

 ある時、絵を描く人とデートをした。正直今までそういう人は周りにいなかったので、どういう展開になるのか全く予想がつかなかった。会った瞬間、この人はクリエイターだと感じた(当たり前なんだけど)。全身黒でシルエットがまとまった、日本で言うとBEAMSとPORTERが好きな、パンツの丈はくるぶし、みたいな男性である。コムデギャルソン好き?と聞いたら、好き、と返してくれるような。彼とはバーに入って、彼の身に着けるブランドの話をしながら(だからと言って、彼はハイブランドばかり着ていたわけではない。彼のパンツはユニクロだった)、「あの人のパンツはかっこいいね」「あとはみんなダサいね」とピーコばりにファッションチェックをしていた。私の服装については、何とか合格点をくれたが、私はこわくなった。この先もし一緒になった時に、彼は私をジャッジするのではないか。そして、何かトラブルが起きた時、彼は私を攻撃することだろう。私はほぼ確信が持てた。それから、彼から少しフェードアウトした。

 そんなこんなで、デートの会話は大体この5つのトピックのどれかだろう、と思っていた。事実、そうだった。

 しかし、私が仲良くなり、こいつはもはや相棒だ、と思える男の子と知り合ってから、私は彼とは一切上記の話をせずに、マブダチになれたのだった。恋人候補と友達は違うかもしれない。だが、私はマブダチになれない人とは恋人になれないという持論を持っているため、上記の会話ができるかどうかは恋人としてどうか、という意味を全くなさなくなってしまったのである。どうしたものか。これは、気づいたら3人くらいの男性に当てはまり、今まで上げた5つのトピックを話さなくても仲良くなれてしまった。一体どうしたものか。結局、仲良くなるには、重要に見えた共通の話題も、必要ないということなのか。全く分からない。

 6月はほぼ毎日予定があったこと、楽しい飲み友達を見つけてしまったこと、デートに飽きてしまったこと、そんなんで疲れてしまったのでしばらく新規開拓はお休み。でもネタはあるのでまた更新します。

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