週末と私
金曜日の夜、というか週末なのに、何の予定もない。友人にもらったブルゴーニュの素敵なワイングラスに4ドル位の安いワインを注ぎながら、週末何しようかとぼんやり思う。暇なのでいよいよ教会に行くか。動機が不純だけど、悪くない予定だと思う。教会にとっては迷惑かもしれないけど。
暇だから、ニューヨークにいる日本人がいかにmeanかを書こうかと思ったけど、友人に「それは主語がデカすぎる問題」と言われたので、別のトピックを書くことにする。
一人だと、週末が暇だ。正確に言うと、一人で好きなことをして過ごすのは最高の過ごし方だと思っているし、暇ではない。それなりに忙しい。自由だ、というべきか。泉岳寺で一人暮らしをしていた9年前、一か月の土日で予定があったことがなかった、ということは珍しくなかった。当時は田町のTSUTAYAでDVDを借りて、ひたすらそれを観ながら飲むという週末を過ごしていた。男友達に、ええ、誘ってよ!と言われても、一人で過ごすのが至福だったし、友人を誘うという発想すらなかった。そんな20代後半。
あの頃、会社の先輩と後輩とたまに出かけるだけで楽しかった。一人で映画に行くのも楽しかった。今、あれから自分は何か変わったんだろうか。多分、根本的には変わっていない。変わったのは、年齢か。
今でも覚えているのは、私が自分の家のキッチンでラタトゥイユを作りながら先輩と電話していて、その先輩も自身の家でラタトゥイユを作っていたことである。一緒に住んで作ってたらコスパめっちゃ良いのにねーと話した記憶がある。お互い料理して、食べながら電話して、それだけで楽しかった。
私のイメージが、友達が多くて、いつも忙しくしている、という人も多いのかな、と感じることがある。実際に、年末に日本に帰るよ、皆会おう、連絡してねーと言っても、人気があるので、連絡する勇気がなかったという友人もいた。全くそんなことないのに、、、。一人で大人しく何もないまま、怠惰に時間を過ごすような人間なので、声をかけてもらえるととても嬉しい。
この頃のインスタの方が楽しかったなと思うのは私だけじゃないはず。
とにかくその頃のインスタを見ると、私がいかにシングルライフを楽しんでいたのかが分かる。きっと今の私も当時を見習わなけらばならないんだろうな。楽しもう。今を。
本当はマッチングアプリと私ということを書こうと思っていたのだが、考えが分岐してしまったので、これはこれで置いておく。本当のことだからね。
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