【韓国バラエティ感想文】《賢い山村生活》《ソジンの家》《青春MT》ほか
韓国バラエティ番組にもいろいろあるのだ、と分かるようになってきた今日この頃。
私はナ・ヨンソクPD系が好みだと気づいた。そんな私の観散らかした番組の感想を。
☆☆☆☆☆
《賢い山村生活》
《賢い医師生活 シーズン2》最終話の撮影終了6時間後から始まるこの番組。
YouTube【チャンネル十五夜】でのティーザー配信から追いかけていたが、完成した番組としては、つい最近やっと視聴できた。
99’sのうち4人からの開始。
まだ撮影の興奮と感動が覚めやらぬまま、ナPDの名物番組《三食ごはん》の状況に放り込まれる4人。
竈を耐火煉瓦で作り、いちおう最低限用意された食材でとにかく第一食目を作り上げる。
雨も降り始める中で『雨だからスジェビ(すいとん)!』と劇中同様の発言で小麦粉を練り始め、雨避けブルーシートを軒先に広げ、釜で出汁を取る。
『あと白菜でジョン(チヂミ)も作ろう!』と展開していく。
小麦粉を撒き散らかし水をこぼす私の最推しチョン・ギョンホだが、マイ包丁持参で全編の最後まで優秀な料理担当を務める。可愛い。
そしてドラマ内で出てきた造語『モッケビ』よろしく【量】を【楽しんで】食べまくる。微笑ましい。
撮影で後から参加になった(徹夜で駆けつけた)ユ・ヨンソクが揃って無敵99’sとなる様子に思わずこちらも笑顔になる。
ゲストとしてギョウル役シン・ヒョンビンやロサ様キム・へスク、ト・ジェハク役チョン・ムンソン、ホンドとユンボク、シン・ウォンホ監督、そして最終話放送に合わせてやって来るチュ・ミナ役アン・ウンジン。
景色が綺麗だと涙ぐみ、放送を一緒に観てみんなで泣き、お互いを思い合い『奇跡のような三年間だった』と抱き合って泣くメンバーたちを観て、いち視聴者である自分も奇跡の瞬間を見届けたのだと改めて感動する。
また《三食ごはん》シリーズでも感じるのだけど、キャストの面子が日頃食べてる作ってる、あるいはこの機会に試してみたい献立を作り上げる様子は、俳優としてではなく素の表情で、フツーの韓国の人たちがどんなおかずでどんな風にごはんを食べてるのかを伺うことができる。
「ほう、そんなにキムチが欠かせないのか!」
「そんなに大量の唐辛子とニンニク?」
「ごはんにタレを絡めるの?」などなど。
《賢い山村生活》までが《賢い医師生活》のシリーズだ。
ただ【チャンネル十五夜】のティーザーで観たマダン(庭)劇場シーンは各種権利の問題かカットされてた。(まあ仕方がない)
でも全員が『演じる事が好きで好きでたまらない』事が伝わってくるシーンでもあるので、ちょっと残念。
ぜひ!ぜひ!ぜひ!
☆☆☆☆☆
《ソジンの家》
ナPDの代表作《ユン食堂》1・2、《ユン ステイ》を経て、イ・ソジン社長の誕生だ。
テテの出演でARMY のみなさまも楽しまれたことと思う。
ナPDは《花より》シリーズや《ユン食堂》シリーズでも思ったが、ロケーションハンティングが絶妙だと感心する。
『魅力的だけど韓国人(まあ日本人も)はなかなかそこまでは足を伸ばさない』観光地を選ぶ。
おかげで私の夢は【アイスランドでオーロラを見る】になった。
この番組でも、メキシコはメキシコでもメキシコシティやカンクン、アカプルコといった有名な場所ではないバカラル!
またひと昔前と違って、お箸を使えるアジア人以外の人が増えたものだと感心する。
私がシカゴに住んでた頃には想像できなかったよ。
推しが出てても出てなくても楽しい作品。
ぜひ!
☆☆☆☆☆
《青春MT》
毎週配信時に浮かれまくって呟いていたので簡単に。
キム・ソンユン監督の三作品《雲が描いた月明かり》《梨泰院クラス》《アンナラスマナラ》の主要キャストが一堂に会した前代未聞空前絶後のリアリティバラエティ番組。
バラエティ番組初出演のファン・イニョプの『バラエティ番組ってこうに違いない』という激しい思い込みがバラエティの神を呼んだのか、想定外の大活躍っぷり。
チ・チャンウクとパク・ソジュンが意外と瞬発力が無かったり、パク・ボゴムはやっぱり可愛かったりクォン・ナラがお茶目だったり。
キム・ソンユン監督も韓国KBSバラエティ局出身で、ナ・ヨンソクPDやシン・ウォンホ監督と同世代。
ちょっとすごいと思う。
そんなナPDがよく『ドラマを撮ってないからバカにしてるんだろ?』とシン・ウォンホ監督相手にいじけてみせるのも愛嬌か。
出演者の数も多く、その分スケールの大きい作品。(プールに俳優を吹っ飛ばすのか!?)
楽しいです。ぜひ!
☆☆☆☆☆
《SUPER JUNIORの充電100% スーパートリップ》
SUPER JUNIORのイトゥクとドンヘ、途中からリョウクが電気自動車で韓国内を旅行するという番組。
【電気自動車の普及宣伝活動+SUPER JUNIOR+各地の名所旧跡案内を全部まとめて】感が満載。
電気自動車の走行距離や充電場所などと絡めて、通常運転のイトゥクの説明したがりっぷり(MC病と言われているそうだ)とドンヘの天然さ、リョウクの(この番組では毒を吐かない)可愛さが楽しめる。
ソウルだけではない韓国をどうぞ。
☆☆☆☆☆
《SUPER JUNIORウニョクのファッションショー》
SUPER JUNIORウニョクがファッショニスタかどうだか、私は知らない。
オンの衣装は当然スタイリストさんがなさるだろうし。
SNSなどで見る私服はNIKEやadidasの動きやすそうな感じ。
ただ、お顔そっくりなお姉さんがいるし長年プロのスタイリストさんと仕事をしてきたから、それなりではあろう。知らんけど。
そんなウニョクがゲームで設定されたTPOに従ってPPLのブランドショップやセレクトショップでコーディネートを3〜4パターン作り上げて、最後にまたゲームをしてウニョクが勝てばそのコーディネートを全部視聴者プレゼント、という番組。
設定されたTPOに対して妄想寸前の想像力(初めてのデート、だの、朝イチの会議に参加する会社員、だの)を働かせて服を選んでいく様子を愛でられる。
ウニョクが好きな人、洋服を好きな人は楽しい。
私自身はブランドショップの洋服は買うことも着ることもできないけど、洋服のことを見たり聞いたり考えたりは好きなので、とても楽しかった。
どうぞ。
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ではまた。
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