《恋のゴールドメダル》〜 韓国でのスポーツの強化選手たちの日常
原語はわからないけど、またまたの《恋の〜》タイトル、ちょっとどうにかならないのかと思う。
《愛の〜》《恋の〜》《〜な愛》《〜の恋》とつけとけばいい、感に食傷してるへそ曲がりは私です。
英語タイトルが《Weight-lifting fairy》なんだもの。『重量挙げの妖精』。
主役は女性で可愛いんだろうな、とタイトルからすぐ分かる。
画像はGoogle検索結果のスクリーンショットです。
高身長カップルが可愛い
ファッションモデル出身のイ・ソンギョンとナム・ジュヒョクの二人が、もうそれは可愛いし演技がナチュラル。
舞台は体育大学。
それぞれの専攻競技で、まずは国の代表選手入りを目指す学生たちが繰り広げる姿が描かれている。
イ・ソンギュンは女子重量挙げ選手。
ナム・ジュヒョクは水泳選手。
カメオ出演のイ・ジョンソクは大学中の憧れの射撃競技選手。
そして、女子重量挙げ選手たちと何かにつけていがみ合う新体操の選手たちの【新体操】の演技部分もけっこうリアル。経験者を集めてキャスティングしたのかな?と思う。
レオタード姿が様になってる。細ければいいというものではないので。筋肉のつき方がみんなきれい。
また体型維持の方向性が真逆の重量挙げ選手たちと新体操選手たちが、女子寮で共有冷蔵庫や洗濯機の利用をめぐって揉めるのは、自分は経験がないがきっと『学生寮あるある』だと思われる。
選手としての卒業後の進路
【選手としてそれなりのレベル≠安定の将来】ではないのは日本も韓国も同じ。
というか、韓国厳しいよ。
代表選手候補に選考されて、ナショナルトレーニングセンターに呼ばれてからも、当然結果次第で『帰れ!』になる。
卒業後、実業団に所属できるかどうかだが、受け皿が少ない。
このあたりは日本でもそうなんだけど、加えてここに男子選手が直面するのが兵役義務。
ナム・ジュヒョクがイ・ソンギョンに『オリンピックでメダルを獲ったら、兵役免除になるし年金ももらえるから、結婚もできるよ♡』とお互いを励まし合ってるのかプロポーズしてるのかどっちやねん⁉︎とツッコみたくなるせりふも、切実感がある。
そして、主演2人だけではなく、周りの学生たちや家族もしっかり物語の中で生きているのは、韓国ドラマの楽しさだ。
『2人で四年後東京に行こう!』は一年延びちゃったね。
お互いに励まし合いながらそれぞれの葛藤を克服していく様子が、丁寧に作られた楽しい作品です。