《ザ・キング〜永遠の君主》 王子キャラ極まれり
最初は物語について行くのがしんどかった。
だって、
パラレルワールドでタイムワープよ!
パラレルワールド設定だけでも老化激しい私の脳みそが対応に苦労するのに、タイムワープまで!
数学的には成立する理論だと作品の中で言われましても、もともと数学苦手やし。
それでも、やっぱり面白かった。
一気見に夜明かしもした。
PPL(間接広告)あからさま!
ボトルコーヒーは「う〜ん、皇室で飲む味と同じだ」で、マルチバームは「今ドキの若者のくせに知らないの?」だ。
(バームは気になって検索したわ)
他の作品でももちろん見かけるけど、わかりやすくあからさま。
笑えた。
パラレルワールドと分かっていても
イ・ミンホの統治する帝国は、日本と400年来緊張関係にあるらしい。
うーん、秀吉の朝鮮出兵あたり以来ってことか。
そして作品中で、日本海で日本海軍が領海侵犯してきて、それを皇帝自ら御座艦に乗りこみ追っ払う。
実際は、日本には『軍』はないし、日本があちらこちらから領海侵犯されたりミサイル飛ばされたりしてるだけに「おいっ、これはなかろう?!」と感じるのは許されると思う。
皇帝のカリスマ性の顕示に、隣国を歪曲して使わないで欲しい。いくら「お話の中」だとしても。
とはいえ、今の韓国でこういう設定が受け入れられる素地があるという歴史的経緯を改めて認識したし、だからこそもっと交流を深めていくことが、どちらの国にとっても大切なんだなあと思った。
【白馬の王子】が嘘臭くないという存在
数多くの韓国イケメン俳優の中で、私としてはファンのみなさまには申し訳ないがイ・ミンホは「タイプじゃない」のだ。
高身長、甘いマスク、甘い声。
文句のつけどころは無い。
でも、「違う」ねん。これはもう仕方ない。
それでも、ソウルの市街地を軍服(っぽい皇帝陛下だけに許される服)を着て白馬で駆け抜けるのは、イ・ミンホ以外では嘘になる。
イ・ミンホなら白馬OK!
市街地を馬で走ってOK!
全部OK!の究極の王子キャラだ。
ヨーロッパの童話の中の王子様より王子様!
稀有な存在だ。
必見です。